大熱戦を制して渡辺竜王1勝2敗に

将棋界の最高位を争う第19期竜王戦読売新聞社主催)、渡辺明竜王(22)と挑戦者・佐藤康光棋聖(37)の七番勝負第3局は14日から長崎県西海市の大島アイランドホテル長崎で行われていたが、15日午後7時35分、渡辺が142手で勝ち、対戦成績を1勝2敗とした。
 両者得意の相矢倉となった本局。先手佐藤が飛車取りを放置して攻める強手▲4六角(61手目)から馬を作ってペースをつかんだ。
 佐藤は3筋から一気の寄せに出たが、渡辺はしぶとくしのいで、玉を9筋まで逃げ込んで逆転。両者とも秒読みに追われながらも、渡辺が自玉が詰まない一瞬の好機をとらえて△7九角(124手目)のただ捨ての妙手で寄せきった。
 第4局は29、30日、愛知県豊田市のホテルフォレスタで行われる。

中継サイトの盤面で並べたけど、大熱戦だったね。しかも相矢倉だからアマチュア受けも良かったんじゃないだろうか。しかし渡辺竜王よく凌いだねえ。3連敗しちゃうとさすがに防衛が難しくなるから、ここで一番返して面白くなった。次も勝ってタイに持ち込んでくれると、見ている方は更に面白くなるんだけどね。