新潟県佐渡市のホテル大佐渡で21日から行われた第55期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第7局は22日午後6時51分、98手で羽生善治王将(35)が挑戦者の佐藤康光棋聖(36)を降し、4勝3敗で防衛した。
残り時間は羽生7分、佐藤1分。羽生は3連勝したあと3連敗。だが、将棋界初の大逆転勝利を目指す佐藤の勢いを、最終決戦で止めた。
将棋界では未だかつて無い3連敗からの4連勝なるかと注目していたのだが、ダメだった。残念。棋譜を並べてみたが、感想にもあった羽生の△5五歩がいい手で佐藤の▲5七桂がひどい手になっちゃってたね。途中までは佐藤の方が模様が良かったんだけど、羽生がうまくひっくり返した将棋だった。