以前に運良くチケットを買えたという話は書いたが、その時点では一人で行くつもりだった。ただ、せっかくなのでチケットは２枚買っておいた。妻が行く気がなければ売るつもりだったのだ。訊いてみると行きたいという。じゃあ一緒に行くかというふうに簡単に事は運ばない。Yukaをどうにかしなければならない。そこで私の実家で預かってもらうことにした。ただ、預かってもらうといっても私の実家は（妻の実家もそうだけど）埼玉の岩槻だからなあ。預けるだけで大変だ（もっと近ければとっくに預けてるよなあ）。
当初の予定では昼頃預けて、落語終了後に妻と夕食を食べてから、帰って実家に泊まるつもりだった。しかしよく考えると泊まるのも結構面倒だし、翌日の午前中はバドミントンの練習がある（体もなまってるし、新年の初回なので休みたくない）。というわけで、早めに預けに行って、落語の前に昼飯を妻と一緒に食べて、終了後はまっすぐ帰って受け取って、その日のうちに家に帰ることにした。
私の家は戸塚から市営地下鉄でちょっといったところにある。朝、戸塚から湘南新宿ラインで大宮へ。そこから東武野田線で岩槻へ。大宮から電話して、両親には駅まで迎えに来てもらった。駅ですんなりバイバイできるかどうかを心配していたが、前もって言い含めておいたので大丈夫だった（Yukaも大きくなったね）。
そこから我々はまたもや湘南新宿ラインで渋谷へ。昼飯をどこで食べようか色々考えたが、結局西武百貨店内のトップスへ。私にとっては定番だが、妻は久しぶりだ。いつもはカレーランチどまりなのだが、この日はトップスコースにした。カレーランチだとスープまたはサラダ＋カレー＋飲み物なのだが、トップスコースだと、スープまたはサラダまたはオードブル＋カレーまたはパスタ＋デザート＋飲み物となる。私はオードブルの盛り合わせを妻はタコとセロリのサラダを注文。オードブルの盛り合わせは結構ボリュームがあった。あとにカレーとデザートが控えていることを考えると、妻のタコとセロリのサラダの選択の方がベターだったようだ。カレーは２人ともビーフカレーを注文。カレーランチだと選択肢にビーフがのぼることがないからトップスではビーフカレーを食べたことがなかったのだ。肉が柔らかくて美味しかった。デザートは妻がブラックチョコレートケーキで私がキングスチョコレートケーキ。もちろんケーキは美味しかった。
そのあとは999.9（フォーナインズ）へ。妻に色々見てもらっている間に、私は一番最初に買った眼鏡のメンテナンスをしてもらった。レンズを支えているワイヤやノーズパッドを交換してもらい、ピカピカに磨いてもらって、特にお金は取られない。妻は、気に入ったものもあったようだが、買うまでには至らなかった。
パルコ劇場へは３時開演の５分前くらいに入った。席は左端だが、前から８列目くらいで前の席との段差もあるので結構近くて見やすかった。最初のプログラムの４日目に当たり、一席目は「はんどたおる」。これは実は前に聴いたことがある。二席目の「ガラガラ」は初めて。ガラガラとは福引きのときに回す抽選器のことで、正式名称は「新井式廻轉抽籤器（カイテンチュウセンキ）」というらしい。客足の遠のいた商店街の役員が奮発して福引きの一等を世界一周旅行にするが、業者が間違えて一等の金の玉を７つ入れてしまったから大変・・という噺。最後にサプライズがあるのだが、以前聴いた「歓喜の歌」のサプライズにはさすがに及ばなかった。一席目と二席目の間には「六人の会（マイナス１）」による、今回の10周年公演向けのビデオクリップが流された（ちなみに六人の会のメンバーは小朝、鶴瓶、正蔵（こぶ平）、志の輔、花禄、昇太）。
二席目のあとに15分の休憩が入る。三席目は「お楽しみ」ということなのだが、「宗眠の滝」という古典をアレンジしたものだった。彫金師が主人公の人情噺なのだが、前に聴いた「浜野矩随」とよく似てるんだよな。志の輔はこういう噺が好きなのかも知れない。ただやっぱり志の輔の場合、古典よりもオリジナルの方が面白いね。
３時開演で終了したのが５時40分だった。大体予想通り。いつもは買わないのだが、10周年ということで「志の輔らくご in PARCO 1996〜2006＋立川志の輔全仕事」というパンフレットを購入。売店で何かを買うと福引きの券をくれる。そう、ガラガラが置いてあって福引きをやっているのだ。結局外れて、銭洗い弁天で洗ったという５円玉をもらった。せまいロビーでは永六輔とすれ違った。
その後GAPへ。Yukaの洋服を中心に見たのだが結局何も買わず（GAPでは『女王様と私』を思い出していた。読んだ人じゃないと分からないな）、ユニクロで自分用の薄手のタートルネックを購入。渋谷は相変わらずすごい人だし、妻は坐骨神経痛をぶり返していたので、久しぶりに街中で妻と手をつなぎましたｗ。
そこからまた湘南新宿ラインで大宮まで戻り、両親へのお礼用のウイスキー（山崎12年）を購入して岩槻に行ってYukaを受け取って、横浜まで帰ったのだ。チケット代よりも電車賃の方がかかったかもしれないな。楽しかったけど疲れた。
