falo(ディナー)

観劇後にfaloへ。4月以来なので、またもやちょっと久しぶり。暑いので、最初はクラフトビールにしてみた。美味しかったけど、1人だとちょっと多いかな。突き出しは紫大根としらす。ナッツがいいアクセント。

何を食べようかじっくり考えたが、ほとんど食べたことがあるので、大体同じになる。最初は、白いとうもろこしの冷奴 生うにのせ。まあ、これは外せないんだよな。
ワインはいのっちに半量ずつ注いでもらった。最初に出してもらったものがスッキリ系でアフターに苦味と若干アルコール感を感じるワインで、ちょっと合っていない感じがしたので、もうちょっとミネラルのあるものを出してもらった。料理のまったり感には後者の方が合っていた気がする(あくまで個人の意見です)。

次は天然岩がきの藁焼き 紫蘇とバジリコ。これは初めて食べた。美味しかったんだけど、このポーションで1,950円は正直高いと言わざるを得ない。他のメニューも大体、値段が上がっているか量がちょっと減っていた。ご時世なので仕方がないと思うのだけど、なかなか辛いものがある。牡蠣の下に固めのご飯があるところが面白い。旨味を吸ったご飯も美味しかった。
ワインはラディコンを出してくれたのが嬉しかった。この料理に合っていたけど、ラディコンだとワインの力の方が強かったかな。

次はキスと甘長唐辛子のチーズ衣フリット。これもいつも食べているもので、ハーフにしてもらったが、ハーフだとちょっとさみしい感じになってしまった。ただ、味はいつも通り美味しかった。ワインはマルヴァジアを2種類。ヅィダリッヒが好きなので、これまた嬉しかったな。このマルヴァジア2種類はフリットによく合っていて美味しかった。2種類で温度差を付けてあったのもナイス。

ポルケッタまで時間が掛かるということで、水なすと桃のサラダも注文。これも毎年食べている料理。この料理に合わせるワインは難しいのだが、いのっちは秘密兵器を用意していた。ペルセギンというワインで、何でも、モモの葉を40日間漬け込んでいるらしい。これは同じ桃つながりで相性抜群だった。こんなワインあるんだね。つなぎでロゼワインも。

メインはポルケッタ。これは相変わらずの美味しさ。赤ワインは2種類。後者は、私はピノ・ノワールが好きだけど、この料理は脂なので、という意見を汲んでくれたもの。上品さの中に厚みもあって、ポルケッタと好相性だった。

ドルチェはティラミス。ドルチェワインも美味しかった。

最後はエスプレッソでフィニッシュと思ったら、しじみ汁も出してくれた。これ飲むと二日酔いにならない気がするんだよな。

前回で上田さんが辞めて、今回はいのっちにワインを注いでもらった。こういうことを書くと失礼だが、いのっちは私が思っていた以上にワインに詳しかったし、私のツボを突くようなワインも出してくれた。次に行ったときにどんなワインを出してくれるのか、今から楽しみになってきたな。