ドゥー・テール・VdF/ブラン 『ヴァン・ニュ/ブラン』2018

シャルドネ85%・ユニブラン15%(樹齢は23年から47年)・・・ヴァン・ニュはヴァンサンのvinとマニュエルのnuからとって、同時に「裸のワイン=ありのままのワイン」の意味。この年の収穫は9月17日から30日にかけて。2018年は豊作でシャルドネはかなり選果したにもかかわらず十二分な量が確保できた。収穫後プレスしたジュースを12度に冷やしながら24時間の澱引き。自然酵母で21日から28日間発酵後、5ヶ月をステンレスタンクで熟成。グレープフルーツ、梨のコンポート、スイカズラ、白い花、蜂蜜、黒豆、火打ち石の香り。ワインはほんのりクリスピーかつピュアなエキスのに心地よい苦みが溶け込んでいて、きれのあるフレッシュな酸と鉱物的なミネラルがタイトな骨格を形成する。

●フレッシュな青りんご、グレープフルーツの酸味。透明感のある締まったミネラル感。例年ですとこのあたりに少し還元的な様相が見られますが、この2018年はそのままストレートに開いていきます。シャルドネの発酵途中で発酵スピードが落ちたため、順調だったユニ・ブランを混ぜて発酵終了。またこの発酵終了時ではわずかな残糖が残っていたが瓶詰めの段階では完全にドライな仕上がり、といったプロセスもこの味わいにつながっているのでしょうね。クリスピーな味わいの中に余韻として残るレモンピールのようなほろ苦さ、カラメルのような甘いニュアンスもわずかに感じられリズム感に富んだワインとなっています。煮こごりたっぷりのゆで鶏にワケギとポン酢で・・・という感じが合いそうです。(2020.02.11 いのまた)

Alcoholic Armadilloにて購入。夕食は「四季dancyu 冬のキッチン」から「かきとほうれん草のグラタン」。ほうれん草を多めに入れたので、鉄分やビタミンCをたくさん摂れた。美味しくできたんだけど、作るのは思ったよりも大変だった。
合わせたワインはこちら。京都のLankaでも飲んだワイン。微微微微発泡みたいな感じで、ちょっとピリッと来る。青っぽい酸味があって、ミネラルもあって美味しかった。

f:id:kane_katu:20210130220121j:plainf:id:kane_katu:20210130220107j:plain