端正なキャンティを作らせたら右に出るものはいない「レ・トラーメ」。
ワインは人だ!とはヴィナイオータの太田社長がよくおっしゃってるセリフですが、レ・トラーメのジョバンナ・モルガンティ女史も本当にそうだな、と思わせる造り手のひとりです。
小柄で美しく、学級委員タイプのジョバンナ。几帳面な彼女が作業するワインセラーは床まで磨き上げられ、低く刈り込まれた葡萄畑は作業の労力を全く顧みられておらず、しゃがみこんでの作業はどれほど大変だろうと思わずにはいられませんでした。
自分に厳しい彼女は、そのようにたくさんの労力を注ぎ込み作り出されたワインも、いくつかある樽のなかで「納得がいかない・・・」と思ったものは、ドメーヌ名を冠する『トラーメ』としてリリースすることができませんでした。。
目指すイメージはくっきりとあるのだと思いますが、もともと少ない生産量で樽ごと選別とはちょっとやりすぎでは〜と思わずにはいられません(笑!
10点中5点。そう評価して”5(チンクエ)”と名付けれらたセカンドラインですが、そんなわけで、よくある「若木の」「新たに買い足した畑の」などではなく、トップキュヴェとして栽培、醸造したものを樽で選別したという《・・とても贅沢なもの》!!
緻密で若いうちは近寄り難さもかんじさせるトラーメより、味わいが開くのも早く、品質は言うまでもありません!
サンジョヴェーゼ90%、コロリーノ、フォーリア トンダ、マンモロ10%
葡萄酒蔵ゆはらにて購入。すごく飲みやすくて美味しかった。料理は立ち読みでたまたま見た料理を作ってみた。パプリカをバラ肉で巻くのだが、そこにアンチョビフィレを入れるのがミソ。そこに個人的にエリンギも一緒に巻いてみた。簡単かと思いきや、たくさん巻くのは結構大変だったね。炒めながら一応塩胡椒もしたのだが、アンチョビの塩気が結構強かったので、塩胡椒しなくてもいいくらいだった。あと、やはり油っぽくなってしまうので、ワインはもうちょっとタンニンがあるものの方が良かったな。