去年の夏は娘が受験勉強でどこにも行かなかったので、卒業祝いということで旅行に行くことにした。場所は色々迷ったが、結局近場の箱根のちょっといい旅館にすることにした。
箱根に行くことにしてから、「孤独のグルメ」でも取り上げられた「いろり家」のことを思い出して、行ってみることにした。調べてみると、11時半の開店直後の3組のみ予約を受けているようなので、1週間前くらいに予約しておいた。
宮ノ下駅から山道の方を行くと近いようなので、そちらに行ったのだが途中で迷った。結局は通りに出てから行ったのでちょっと遅れてしまった。着いてみると、20人くらい並んでいるが、予約しておいたのですんなり入れた。基本はステーキ丼とあわび丼の2種類。予約時に何を頼むかを訊かれていたので、ステーキ丼2つとあわび丼にしておいた。私があわび丼を食べたのだが、もちろん途中で交換したりして両方食べた。どちらも美味しかったね。ただ、並んでまで食べたいとは思わないけど。
小雨も降っていたので、いろり家の後は富士屋ホテルのラウンジ「オーキッド」へ。順番待ちで随分待たされたんだけど、ゆったりしたソファが沢山あったし、どうせチェックインまで時間をつぶさなければならないので、本を読みながらのんびり待っていた。
注文したのは、妻がチャップリンのプリン、娘がクリームブリュレ、私がマーブルケーキ寄木細工風。見た目も綺麗で可愛いし、どれも美味しかったね。ラウンジはどの席からも中庭が見えるようになっていて、池には鯉が泳いでいた。
箱根湯本に戻って、宿に電話して迎えに来てもらった。今回泊まるのは「箱根 花紋」。全館畳敷きになっていて、エントランスで靴は脱ぐようになっている。部屋は広くて良かったんだけど、窓からの景色っていうものがないので、そこは残念だった。
一休みしてから早速お風呂へ。湯巡りということで、打たせ湯、壺風呂、洞窟風呂など数種類あるのだが、あまり大したことはない。ただ、丸太が枕代わりになっている「寝湯」はなかなか良かったね。
夕食は部屋食ではなく食事処だが、個室になっていた。掘りごたつ式だったので足も疲れない。基本的には懐石料理だが、ちょっと洋風の要素もあった。生ビールを飲んだ後にボトルの白ワイン。サッポロワインの長野シャルドネ。まあ、まずまずですね。料理はどれも美味しかった。
今回はなぜか夜食付きというプランになっていたので、部屋に戻った後に夜食を持ってきてくれた。お握りか何かだろうと思っていたら、金目鯛の押し寿司だった。これが美味しくて、夕食を食べたばかりだったのに、すぐに食べてしまった。