「ラグビー・PNC、日本26‐27サモア」(17日、秩父宮)
日本はサモアに26‐27で逆転負けして3連敗を喫し、2006年の第1回大会以来6年ぶりの全敗で最下位に終わった。
サモアは3戦全勝で2年ぶり優勝。日本は前半、FB五郎丸の2PGで先行。相手のシンビン(一時退場)の間にNo.8ヘンドリック・ツイ、フランカーの菊谷崇が連続トライを奪ったが、その後は2トライを許した。
16‐14で折り返した後半はサモアPGで逆転して競り合いとなり、日本は菊谷、WTB広瀬俊朗のトライで追い上げたが、CTBニコラスがゴールを失敗して1点差に泣いた。
勝てる試合だったけど、やっぱり勝ちきれない。ライアンはノッコンも多かったし、プレースキックも駄目だったし、ちょっとブレーキになってたなあ。五郎丸が引っ込んだ後にもちゃんとプレースキックを入れられる選手を用意しておかないと駄目だよな。
フラットなパスをギリギリで通していくプレーはなかなか見応えがあったけど、ブレークダウンがやはり弱い。ジャッカルに来る選手を確実にスイープできるようになってほしい。
もちろんいいプレーも沢山あった。廣瀬はサイズが小さいしなあと思っていたけど、随所にいいプレーがあってさすがキャプテンという感じだった。菊谷もいいところにいて、きっちりトライを取ってくれた。
サイズが小さくても、スピードとフィットネスで勝負するんだという信念は最後まで揺るぎないようだったので、是非それを貫いていって、いつかは柔よく剛を制すで世界をアッと言わせてほしい。