トップリーグ第1節 東芝vs三洋電機 秩父宮ラグビー場 生観戦

4日前くらいにS指定のチケットを買った時はまだまだいい席がたくさん残っていたようだが、実際に行ってみるとかなりお客さんは入っていた。今回は仕事で少し出るのが遅れたので、指定席を買っておいて良かった。去年のように自由席だったら、かなり端っこの方になっていただろう。
ところがチケットを買う時に場所を間違えた。正確には間違えたわけではなくて分からずに買ってしまったのだ。要は三洋側席を買ってしまったということだ。去年が確か東芝伊藤忠側だったから今年もそちらを買ってしまったのだが、今年は逆だったのだ。どちらがどちらサイドになるのかの仕組みが分かっておらず、調べがつかなかったので分からないまま買ってしまったのだが、買った後に分かってしまった。これからその仕組みを記すが、「そんなの常識じゃん」という人は華麗にスルーして下さい。
ラグビーの場合、野球やサッカーと違ってホーム&アウェー方式ではない。ではどうやって区別しているかというと、ホストとビジターという区別になっている。トップリーグのオフィシャルサイトの試合予定を見るとどちらがどちらなのかが分かる。左側に書いてあるほうがホストで右側がビジターだ。そして、下記のような規約がある。

第46条〔チームエリアおよびベンチ〕
(3)ホストチームのチームエリアは、原則としてメインスタンドからグラウンドに向かって左側に設置する。

というわけで、今回の秩父宮の場合、東芝はホストなのでグラウンドに向かって左側ということは、神宮球場側だったのだ。
私は三洋側のS指定のかなり前の方でしかもSS指定に一番近いところにいたので、SS指定の関係者席に座っているリザーブにも入っていない三洋の選手たちのすぐそばになってしまっていた(榎本淳平がホントにすぐそばにいた)。
熱烈な三洋ファンに囲まれてしまうと嫌だなと思ったのだが、結果的にはそうはならなくて結構東芝ファンも周りにいたので大丈夫だった。


前半は面白みのない展開だった。両チーム決め手に欠き、東芝の反則で得たPGを三洋がコツコツと決めて0-9で折り返した。
後半はようやく東芝が動き出した。かなりつなぐのだが、三洋のディフェンスも厚い。何分だか忘れたが珍しいシーンもあった。ブラウンのユニフォームが脱げて、アンダーシャツでプレーしていたのだ。東芝の宇薄だか誰かが持ち出して左奥で1対1になったときに待ちかまえていたのが、紺色のアンダーシャツのブラウンだったのだ。この日三洋はセカンドジャージの白だったから、一瞬誰が待ちかまえていたのか目を疑った。結局そこでもみ合いになったところでレフェリーが笛を吹いて止めた。あんなシーンは初めて見たな。
後半の20分には注目の山田章仁が投入されたが、結局特に目立ったところは最後までなかったな。29分にはこちらも注目の松田努が投入された。これでトップリーグ最年長出場記録を更新した。見事な背走キャッチもあったりして松田は結構いい動きをしていたね。
東芝のトライは時既に遅しの39分だった。つないでつないで最後はヒルが中央にトライして、自らドロップでコンバージョンも決めた。三洋のキックオフ後ちょっとしてホーンが鳴ったが、当然東芝は攻め続ける。トライしてゴールも決まれば逆転だからだ。ちょうど去年の開幕戦と同じような展開である。去年は自陣で回している時にノッコンして終わったが、今年は何とかハーフウェイラインくらいまで運んだところでボールを奪われて蹴り出されて終わった。


敗れはしたけれど、去年ほどのガッカリ感はなかったかな。トライを取られてないから、「やられた〜」という感じはしない。東芝がノッコンせずにつなげたり、もう少しタックルをまともに受けないようにしていたら、もう何トライか取れていただろう。逆に言えば、そうさせなかった三洋のディフェンスが優れているわけだが。
SHの三井はディフェンスでいい動きを見せていたが、やはり吉田と比べると攻撃面で見劣りがする。その辺も勝敗に影響したかもしれない。
今回かなり前の方で観戦できたので迫力があった。やっぱり生観戦はいいね。


東芝vs三洋電機(7-12)