トップリーグ第13節 三洋vsNEC 秩父宮ラグビー場 テレビ観戦

心配された雪は降っていないが、グラウンドコンディションはかなり悪い。
両チームの気迫が伝わってくるような立ち上がり。NECはエンジン全開で突進して行くが三洋のディフェンスもぶ厚い。先制したのは三洋。コリニアシのトライにトニー・ブラウンのゴールも決まって7-0。30分過ぎからはNECが怒濤の攻めを見せたのだが、三洋が守りきって前半終了(その間にオライリーがシンビンとなった)。

後半NECは自陣のモールからセミシの突破。そこからうまくボールをつないで、最後は松尾がステップで中央を抜けて中央にトライ。ゴールも松尾が決めて7-7の同点。その後、比較的易しい位置からのPGをトニー・ブラウンが外した。12分にNECはヤコを投入。何とヤコは首藤に変わってウィングの位置に入った。14分頃にNECは大チャンスをパスミスでふいにしたのだが、その後はNECペースとなる。
しかし、均衡を破ったのは三洋。NECが自陣から回したところを三洋のSHの田中がナイスタックルからボールを奪って自らトライを取ってしまった。ゴールは外れて12-7。27分にはコリニアシが2本目のトライ。トニー・ブラウンのゴールもやっと決まって19-7。その後もトニー・ブラウンがPGを決め、北川のトライ王単独トップとなるトライも出た(トニー・ブラウンのゴールは外れて、得点王にはあと4点)。
ホーンが鳴ってからNECが攻めるのだが、そのミスを衝いて22メートル内でトニー・ブラウンがボールを持つ。そのままトライを取れば5点獲得で得点王だったのだが、右にいた北川にパス。その北川が中央にトライして、ライバルの小野澤に2つの差を付けた。最後の最後にトニー・ブラウンがコンバージョンを決めたが、大西将太郎には2点届かなかった。
これで三洋はトップリーグを史上初めて全勝で終了した。マイクロソフトカップでは4位の東芝と当たる。東芝は一週間余計に休んでるから、コンディション整えて臨んで、一泡吹かせて欲しいね。


三洋vsNEC(37-7)