ラグビーの第47回日本選手権は20日、東京・秩父宮、大阪・花園両ラグビー場で準決勝が行われ、3連覇を狙う三洋電機がNECを25−16、トップリーグ3位のトヨタ自動車は同優勝の東芝を23−10でそれぞれ破り、28日に秩父宮で行われる決勝に進んだ。トヨタは3年ぶりの決勝進出。
三洋は2点差に迫られた後の後半35分にSH高安が相手キックをチャージし、そのままトライを挙げて振り切った。トヨタは同点の後半23分にFBイェーツのトライで勝ち越し、その後も2PGを加えて突き放した。
東芝はちょっとらしくなかったね。10-20と突き放されたのが後半28分。まだそんなに焦らなくてもいいのに、ここからは全然蹴らずに無理目でも回していた。残り12分なら蹴って敵陣でも良かったんじゃないかな。それから選手交替がちょっと遅い気がした。オトが入ってきたのだが後半24分。その後の交替が34分。イェーツにトライをされた直後くらいにフレッシュな選手を入れて欲しかった。なんか何となく負けてしまったという感じで残念だった。
三洋はもうちょっと楽に勝てるかと思ったら、かなり苦戦したね。ニリ・ラトゥの獅子奮迅の活躍は本当に素晴らしかった。試合終盤まで2点差という痺れるゲームだったのだが、代わって入ったSH高安の値千金のチャージからのトライで三洋が突き放した。
三洋vsトヨタの決勝というのも新鮮な感じで楽しみだね。トヨタはリコール問題でイメージが悪くなっているからここは勝ちたいだろうね。