日本選手権決勝 サントリーvs三洋 テレビ観戦

ラグビーの第48回日本選手権最終日は27日、東京・秩父宮ラグビー場に約1万4500人の観衆を集めて決勝が行われ、トップリーグプレーオフ決勝の再戦でサントリーが37-20で三洋電機に雪辱し、9年ぶり4度目の優勝を果たした。
 三洋はトップリーグとの2冠に届かず、7連覇の新日鉄釜石(現釜石シーウェイブス)と神戸製鋼に次ぐ史上3チーム目の4連覇を逃した。
 サントリーはPGで先行されたが、リズムのいいライン攻撃で攻勢を掛け、前半11分にWTB小野沢のトライで早々と逆転。速い展開で2トライを加えて24-6で折り返した。後半は追い上げられたが、WTB長友のトライなどで終盤に突き放した。
 三洋はサントリーに振り回され、持ち前の防御を破られた。

終わってから随分経ってるので、いまさら感が強いが記録のために残しておこう。
私はサントリーが好きではないのだが、この日のプレーは素晴らしかったね。エディ・ジョーンズ監督の掲げていたアタッキング・ラグビーが最後の試合になってついに結実した感じがした。
フォワード、バックスともに運動量が豊富だし、ルーズボールへの反応も速かった。小野沢等のSHサイドへの突入のタイミングも実に良かった。ピシもループパスをしたり、すると見せかけてしなかったりと変幻自在だった。ピシが三洋の田中と入江のところを突破してトライしたシーンでは、ブラウンがいたらどうだったかなとちょっと思ったが、まあ、それでもこの日のラグビーならサントリーが勝ったでしょう。


トップリーグも終わって、いよいよワールドカップへ向けての最後の準備が始まる。先日発表された代表候補にはサントリーの日和佐、三洋の山田が選出された。フレッシュな力が代表を活性化させて、史上最強の日本代表を作り上げて欲しいね。