隣の庭木を憎む主婦、脱サラした占い師、いじめられっ子と一緒に復讐する相談員など、ちょっと変でちょっと可哀そうな人達のお話
正直、あまり面白くないな〜と思いながらも一応最後まで読んだ。奥田英朗の『家日和』に似てるんだけど、『家日和』の方がずっと面白い。
最後の「くたばれ、タイガース」という話は面白かった。主人公の女性の彼氏がトラキチで、女性の家に結婚を申し込みに来るのだが、その女性の父親が巨人ファンという設定。それってまさに私のパターンだよと懐かしく思い出した。と言っても、私も妻の父親もそこまでのめり込んだファンではなかったけどね。
ちょいな人々 | |
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