追想五断章 (米澤穂信)★★☆☆☆ 3/9読了

大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり―。五つの物語に秘められた真実とは?青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。精緻きわまる大人の本格ミステリ

これも米澤穂信ファンの娘に薦められた一冊。凝った構成自体は面白いと思うけど、ちょっと回りくどかったなあ。あえてなのかもしれないが、登場人物にあまり血が通ってなかったのも残念だった。

追想五断章 (集英社文庫)

追想五断章 (集英社文庫)