ヒッキー・ソトニデテミターノ@パルコ劇場

今、注目の劇団「ハイバイ」の気鋭・岩井秀人が、その原点、『ヒッキー・カンクーントルネード』のその後を描いた新作を引提げ、パルコ劇場に初登場!

家族間の確執、トラウマ、自意識の裏返り、といった深刻なテーマを“おばちゃんにでもわかる”平易な言葉で、笑って泣ける、繊細な喜劇に仕立てる手腕の持ち主、岩井秀人
若者から中年まで幅広い観客層に支持される劇団「ハイバイ」の公演は最早チケットの取れない状況に。
さらに、テレビドラマ初脚本で今春「向田邦子賞」を受賞、演劇界のみならず映像の世界からも熱い視線を浴びている岩井が、吹越満を主演に迎え、パルコ劇場に新作を書き下ろします!
どうぞご期待ください!


作・演出 岩井秀人
出演 吹越満
古舘寛治 チャン・リーメイ 有川マコト 占部房子
小河原康二 田村健太郎
金原祐三子 岸井ゆきの


公演日程 2012年10月4日(木)〜10月14日(日)

舞台装置はかなりミニマルだ。フレームでできた間仕切りがぐるぐる回るようになっている。下手奥には役者控え場所みたいなところがあって、出番じゃない役者がそこに座っている。これは面白かった。
吹越満古舘寛治チャン・リーメイの3人が良かったけど、特にチャン・リーメイが良かったね。可愛い顔して冷たいことを言うので、そのギャップが堪らない。
席が最前列だったので、役者の表情がバッチリ見えたし、激しい言い合いでは唾が飛ぶのも見えた。なかなか最前列ってのはないので嬉しかった。
あー面白かった、という芝居ではない。色々と考えさせられるし、これからも様々なシーンを反芻しながら自分なりの解釈を見つけていくことになるだろうな。