deco/デコ(ランチ)

観劇前のランチは前から行きたかったこちらのお店へ。地下の店なのだが、今は1階と2階にも拡張している。1,000円だったランチは今は2階で出していて、decoのランチは2,000円になっている。12時に予約していったのだが、先客はゼロ。予約する必要なかったなと思ったが、その後ぞくぞく入ってきて、ほどなくしてほぼ満席になった。
コースは、前菜、メイン、デザート、ドリンクの構成で前菜とメインは2種類から選べる。前菜はカツオにして、メインは鴨にした。まずはグラスの白ワイン。ランチ用のグラスワインは700円とリーズナブルで、とりあえず赤・白1種類ずつのようだ。黙って出してもらった白ワインは「ドメーヌ・ヴァシュロン・サンセール・ブラン 2011」。スッキリしているけれども、時間が経つにつれて香りが甘くなってくる。これは美味しかったな。
カツオは長方形の洒落た器に盛られていて、バルサミコ酢の泡が添えられている。盛りつけがきれいで、「これはやるな」と最初から思わせてくれた。



もう1つの前菜はパテ・ド・カンパーニュだったんだけど、この2つの前菜は途中でなくなってしまい、後から来たお客さんは自家製ハムになっていた。確実にその日のメニューを食べるには少し早く行った方が良さそうだ。
白ワインがなくなったところで赤へ。今度はランチ用だけではなくて、別のワインも並べてもらった。料理との相性ということで、ギスレーヌ・バルトのブルゴーニュ・ルージュ 2009にした。このワインは予想通りに美味しかった。2009らしい華やかさもあった。
そしてメインの鴨。これはもう2,000円のランチの料理じゃないね。このお皿だけで2,000円と言われてもおかしくない。絶妙の火入れ具合の肉厚の鴨が3切れにポテトや野菜もあって、ボリュームも満点だ。料理が美味しいし、量もあるので、バルトは飲み終わってしまい、もう一杯所望した。ソムリエールのお薦めはポムロールの「マノワール・ド・ゲイ」。メルローできめが細かいと言っていた。確かにこれは美味しかった。普段ボルドーは飲まないが、やはり一杯だけなら美味しいな。



ソムリエールに誰のワインが好きかと訊かれて、「有名どころではルソーやグロフィエだけど、マレシャルが好きだ」と答えたら、「マレシャル」と答える人は珍しいと驚いていた。
デザートはガトーショコラと蜂蜜のシャーベット。残念ながらデザートは普通だった。
それにしても素晴らしいコストパフォーマンスのランチだなあ。ワインのセレクションもいいし、これは再訪必至だな。いずれは夜も行ってみたい。

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