ハイバイ『ヒッキー・カンクーントルネード』@KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

2003年初演。平和と経済発展は幸福に関わる条件には違いないが、すなわち幸福とはいえなません。今なお社会に潜在する「引きこもり」の視線を通して、家族関係や日常のコミュニケーションにはらまれる躓き、齟齬、矛盾をつぶさに取り出し、軽やかなユーモアとともに日常を生きることの重みを示します。


作・演出:岩井秀人
出演:田村健太郎、岡田瑞葉、松澤匠、平原テツ/チャン・リーメイ

KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
2015年2月7日(土)〜8日(日)

やっと『ヒッキー・カンクーントルネード』を観ることができた。
『ヒッキー・ソトニデテミターノ』を先に観てしまっていたので、「逆既視感」みたいなものがあったが、それでもやっぱり面白かった。
俳優の演技はみんな良かったね。「ソトニデテミターノ」の岸井ゆきのといい、「カンクーントルネード」の岡田瑞葉といい、妹役が可愛いんだよな。平原テツの存在感も相変わらずだった。
知らなかったのだが、終演後には岩井秀人のアフタートークがあった。外国人のお客さんもいるため通訳が付いたのだが、このおばさんが独特のキャラクターだった。ハイバイに限らず、アフタートークで実のある話を聞けた試しがないのだが、今回もやはりそうだった。だったら、帰ればいいじゃんという話なのだが、いつも「せっかくだから」と思って聞いちゃうんだよな。