レ・タン・ペルデュ・クレマン・ド・ブルゴーニュ

クロティルド・ダヴェンヌは、友人でもあるナタリー・フェーヴルと並ぶシャブリ地区きっての女性醸造家で、シャブリの名門ジャン・マルク・ブロカールで17年間に渡って醸造長を務めた実力派です。生活を切り詰めて地道に貯金しながら、家族や友人から少しずつ畑を買い増していき、2004年、独立してこのドメーヌを興しました。
彼女が挑むのは、サン・ブリ。栽培はシャブリのビオロジー栽培の第一人者ジュリアン・ブロカールの指導を受けながら、1992年から実質ビオのリュット・レゾネ栽培を行ってきました。
ファーストヴィンテージのサン・ブリが「ギド・アシェット」でいきなり2つ星を獲得して話題となったのを皮切りに、彼女は多数の現地メディアに写真入りで特集されるなど注目の的となっています。また、多くのコンクールで金賞を獲得しています。
今回は彼女の造るクレマン・ド・ブルゴーニュが入荷してきました。シャルドネ3分の2、ピノ・ノワール3分の1で、平均樹齢15年。現在販売中のものは、2006年産100%です。12ヶ月間瓶熟成をし、ドザージュは4.5g/lです。
キンメリッジアン土壌のシャブリ・オーセロワ地区のクレマンだけあって、そのたっぷりとしたミネラルの旨味にびっくりさせられます。だからこそのエクストラ・ブリュットで、合わせる料理がさらに美味しく感じられる、高品質のクレマンです。

キタザワにて購入。エチケットが可愛くていいね。泡立ちはやや弱めで色はやや濃いめ。上記にもあるように、結構ミネラルがある。発泡性が強過ぎるものは好きではないのだが、発泡性が強いわけではなくてミネラルの厚みがあるので、値段の割りにはなかなか美味しかった。
珍しく料理が「ブリ大根」だったのだが、「ブリ大根」でもなんとか大丈夫だったね。


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