ジロトンド

dancyuで読んで以来、いつか行きたいと思っていた。土曜日は15時からやっているのもありがたい。
16時の入店で、カウンターの左端に案内された。先客はテーブルに一組のみ。
グラスのフランチャコルタを飲みながらメニューを検討する。メニューの値段は2人前だが、量は1人前に調整してくれるとのこと。前菜2、パスタ1、メイン1がちょうどいい量でしょうとのことなのでそのように組み立てた。

前菜その1は、徳島県鳴門産墨イカと寒締めほうれん草のインズィミーノ。ワインはソムリエの村上さんに料理に合わせてグラスで出してもらった。

前菜その2は、ディーヴァおばあちゃんの肉団子「ポルペッタ」。「おばあちゃんの〜」と付くからもっと田舎風というか、ざっくりした盛り付けなのかと思ったら、あにはからんや、きっちりした盛り付けだった。

パスタは、ガルガネッリ 青森県産鴨のラグービアンコ。肉がゴロゴロしていて、これも美味しかったなあ。

メインは、イタリア産うさぎと新玉ねぎとレモンの煮込み。うさぎは骨付き。

せっかくなので、チーズの盛り合わせとドルチェワインも。

ドルチェは、「ブストゥレンゴ」りんご・レーズン・ドライいちじくのトルタ。2杯目のドルチェワインはサービス。最後はエスプレッソ。

まず、何と言っても、料理が美味い。前菜からドルチェまで、全部美味しかった。そして、ワインの合わせが絶妙。飲み頃のバックヴィンテージが当たり前のように出てくるところがすごい。特に、ヴァルテッリーナ スペリオーレ イル ペッティロッソ 1999は美味しかったな。
こぢんまりしていて居心地がいいし、自由人みたいなシェフとスーツにネクタイのソムリエのギャップも面白い。再訪は必至ですね。