去年の６月以来の家族でのプリモ。家族での外食自体が去年の11月ぶりである。もともと今年の１月に娘の誕生日で行くはずだったのだが、緊急事態宣言が出てしまい、泣く泣くキャンセル。そこから、４月の妻の誕生日も過ぎ、６月の結婚記念日も過ぎ、今月末が私の誕生日というタイミングでようやく行くことができた。それにつけても、飲食店を悪者にするような政府の施策は本当に酷いね。何とかしてほしいよ。
梅雨の晴れ間でかなり気温も上がる中、12時に入店。個室に通してもらえた。ずいぶんと記念日をスルーせざるを得なかったので、奮発して特別コースを予約しておいた。
親二人はグラスのスプマンテ、娘はブラッドオレンジジュース。スプマンテは最近新しくしたそうで、ドライでかつ林檎のような風味もあって、とても美味しかった。
冷たいアミューズは「湘南亀井農園 とうもろこしのムース 生うに じゅんさい コンソメ土佐酢」。色々な要素が一体となっていて、夏向きの一品だった。
温かいアミューズは「パルマ産２４ヶ月熟成生ハム ニョッコフリット」。これは間違いのない美味しさ。ワインは料理に合わせてグラスで出してもらった。
前菜その１が「神奈川小柴産太刀魚 黄色いサラダ（コリンキー、オーヴォリ（たまご茸）、黄色トマト、オレンジ）」。黄色で統一されたサラダが見た目も美しい。合わせてもらったロエロ・アルネイスともよく合っていた。
パンは例によって、栗粉の入った立方体のパン。これも美味い。
前菜その２が「和歌山県産熊野鮎のコンフィ キュウリソースとクレソンのサラダ」。これは去年も食べた。夏の定番なんだろうね。鮎はホントきゅうりと合うし、肝の苦味が合わせてもらったピノ・グリージョとも合っていた。
パスタその１が「タリオリーニ：オマール海老」。来ましたオマール海老。超豪華。さすが特別コース。オマール海老の身をこんなにたっぷり食べたの多分初めてだな。そしてタリオリーニがまた美味い。タリオリーニをもっといっぱい食べたかった。海の近くで栽培された葡萄で作られたというワインもミネラル豊富で美味しかった。
パスタその２が「ブッラータチーズを詰めたメッツァルーナ ブッロ エ パルミジャーノ 南半球の冬トリュフをかけて」。チーズ好きのワタシには堪らないパスタ。バルベーラ・ダルバがまたベストマッチ。
メインが「宮城県産関村牧場「漢方和牛」備長炭火焼き」。なんと痛恨の写真撮り忘れ。去年のブログを見返していたら、去年もメインの写真を撮り忘れている。食べたくて仕方なくて、撮り忘れちゃうんだろうな。絶妙な火入れの和牛で、タスマニア産の粒マスタードを付けるとさらに美味しかった。ワインは梅本さんイチオシの「デマリエ ロエロ リゼルヴァ」。濃すぎないので和牛にはよく合っていたし、単体でもとても美味しい。これは私も妻もお代わりした。
ドルチェの前にプレドルチェのグラニテ。さっぱりしていて美味しかった。
そしてドルチェは、私がピスタチオのクリームブリュレ、妻がメロンのズッパ、娘がプリン。結局全部食べたが、どれも美味しかった。私はドルチェワインも頂いた。これが甘すぎなくて美味しかったんだよな。
最後はコーヒーと小菓子。小菓子も手が込んでいて美味しかった。
12時に入店して15時まで、たっぷり３時間。堪能しました。個室だったので、気兼ねなくお喋りして食べられたのがとても良かった。レストランでの食事って、満足したとはいえ、何かしら気になるところがあるものだけど、今回は何も気になるところがなく完全に満足した。料理も、ワインも、サービスも全て素晴らしかった。スタッフの方々には感謝したい。
