料理や、小料理や

前回同様、三軒茶屋から歩いて行った。17時過ぎの入店で一番乗り。今後は18時開店になるそうで、早めの時間に入りたい私にとってはちょっと残念。いつもの左端の席へ座る。新しいアルバイトの女性が入っていた。何でも、有名店でも働いていたパティシエールらしい。
手まり寿司とお茶のスタートは同じだが、そのあとの「五味・五色・五法」が新メニューからの導入。今回は全て石川県の食材が使われている。


お造りには日本酒を合わせるのがここでの定番。この日は「亜麻猫」。日本酒なんだけど、酸味があって、ワインのような味わい。これは美味しかった。

椀物はつみれと焼きネギと菜花。つみれがふわっふわで、ちょっと概念を覆された。ちなみに、お椀は輪島塗り。

次が苺と山菜の和え物。フルーツを使った一皿にこのお店の特長があるんじゃないかと私は思っている。独創的で美味しかった。選択肢に日本ワインがあるのもいいところ。

揚げ物は、とらふぐ、筍、アスパラガス。私の席の前に食材をおいた笊があり、そこにぶっといアスパラガスがあって、それが使われている。新コースになって料金が上がっている分、食材が豪華になっている。とらふぐの唐揚げ美味しかったなあ。

肉の前にもう一皿。

お肉は、まあいつもと同じ感じで美味しい。

炊き込みご飯は、ホタルイカとフキ。これは素晴らしい組み合わせ。普通にお味噌汁といっしょに食べて、お茶漬けで食べて、海苔巻いて食べた。お腹いっぱいだけど食べられちゃうんだよな。


最後にパティシエールの方が試作品の抹茶キャラメルを食べさせてくれた。美味しかったので、本番用が楽しみだな。締めにお茶を一杯。

正直コースの料金が上がってしまったのは残念なのだが、それでも引き続き通う価値があることが改めて分かった。料理もワインも美味しいし、スタッフの方々の人柄もいいんだよな。次はいつ行けるかな。