ミヒャエル・ギンドル・フローラ 2018

オーストリーといえばグリューナー・ヴェルトリーナーですが、テイスティングしてこちらを選んでみました。リースリング50%、ショイレーベ30%、ゲルバー・ムスカテラー20%(つって知らない品種)です。ということで、特定名称地域の表示はされず「Wein aus Osterreich」フランスで言えばヴァン・ドゥ・フランセーズに当たる表示がされています。・・・合っているのかな?

●3種類のブドウを12時間「醸し(スキンコンタクト)」をしてプレスして発酵。そのまま6ヶ月熟成しますが、これらは全てステンレスタンクで行われています。憂いをビタクリーム色の外観、ハニーマスカットやライチ、柑橘系の香り。果実味豊かで青リンゴのように溢れ出す酸と硬質のミネラルが共存する心地よい余韻が長く続きます。(インポーターさんのコメントより)

●白い花の香りにオレンジやハッサクのニュアンスが加わり口に含むともう少し黄色目なグレープフルールやライムの酸味が感じられます。中盤はスイートバジルやタイムのようなハーブ系の苦みと旨味が蜂蜜やパッションフルーツと共に感じられ意外にグリップのあるボディーの中に鮮やかなミネラル感があります。ヒラメや鯛の昆布締め、軽く〆たしめさば。ウドのぬたなどに合いそうな感じですね。ほんのりとした苦みは芹や蕗の薹の、タラの芽、ウドなとの山菜形の天ぷらも良いかもしれません。洋風ならば牡蠣のソテーにシンプルなドレッシング。ほうれん草やパプリカのサラダなどにも良さそうです。

●アルコール度数は11度あまりと低めですが、酸とミネラルがしっかり。一見シンプルながらも多様性に富んだ香りが感じられ楽しい味わいです。お飲みになる際の温度は少し低めが、これからの季節には合いそうな気がします。冬場ですと鱈ちりやてっちりなどもおろしポン酢でどうぞ、というところですがこの際には少し高めで・・・・(2020.04.08 いのまた)

Alcoholic Armadilloにて購入。夕飯はタラじゃが。魚が食べたくなるとこれにすることが多い。今回はベーコンも加えてみた。それから、パンに付けて食べられるように汁が多めになるようにした。それと、きゅうりのクリームチーズ和えも作ったのだが、これは見た目があまりよろしくないので写真はなし。クリームチーズにニンニクのすりおろしとミントの葉、シェリビネガー、オリーブオイルなどなどを加えてみた。ニンニクが多すぎて辛くなってしまったのが難点。本当は水茄子でやろうと思ったのだが、買おうとすると売ってないんだよな>ヨーカドー。
ワインは思い切り酸っぱかった。京都のLankaで飲んだローラン・バーンワルトのトライ・オクスを思い出した。ただ、酸っぱいんだけど、すごくスッキリしていて爽やかな気分になる。この酸っぱさは癖になるね。

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