前回、七味を受け取り忘れてしまったので、今回は忘れないように最初に受け取った。17時半過ぎの入店で先客は1組。最近、早い時間でも人が多かったのだが、この日はゆっくり目のスタートだった。佐藤さんがお休みということで、助っ人の女性が入っていた。
最初の泡は、泡なんだけど普通のコルクということで、開けるのがちょっと大変らしく、「ポンッ」と大きな音がしていた。でもこれが美味しかったんだよな。クローチのワインは初めて飲んだけど、これは個人的にも買いたい。突き出しは菊芋のスープ。
4品頼もうと思っていて、そのうち3品は事前に大体決めていた。残る1品を考えていて目にとまったのが「牡蠣しょう油を練り込んだサラミ」。樫村シェフがいた広島からのものらしい。調理されたものではないので、頼もうかどうしようか迷ったが、結局は注文した。スライスしたものに胡椒を振ってある。正直、どのへんが「牡蠣しょう油」なのかよく分からなかったが、普通にサラミとして美味しかった。パンも一切れ頂いた。
ワインは前にも飲んだことのある赤。ちょっとタンニンがあるところがサラミに合っていた。それとヴォドピーヴェッツ。ヴォドピーヴェッツはもちろん美味しいのだが、サラミに合う合わないで言えば赤の方が合っていた。
次が「炭火で焼いたホッキ貝 菜の花 新玉ねぎのポタージュ 高級な香り」。これは予想通り美味しかった。ホッキ貝が思ったよりも入っている。「高級な香り」もいいね。パンに付けて食べるのも美味しかったな。
最初のワインは、香りに甘さがあるけど味は酸味があるワインだった。もう1杯は醸しが入ったワインで、これも酸味がある。個人的には、このスープには酸味は合わないと思う。スープがまろやかなので、ワインもまろやかな白を合わせたい。以前にau decoで飲んだピエール・モレのブルゴーニュ・ブラン1999なんかが合うと思うが、それは無理なので、少し樽の利いた酸味が穏やかなシャルドネなんかが合うのではないだろうか。あくまで個人的な意見だけど。
次も楽しみにしていた「燻製の香りの衣で揚げたイワシと、スパイシーキャベツ」。やっぱりフリットは外せない。これ美味しかったなあ。クミンとかが入っているスパイシーキャベツがまた美味いんだよな。これに鶴間さんが合わせてくれたのがスロヴェニアのワイン。調べたら、クリネッツというワイナリーのガルデリンというワインで、品種はピノ・グリージョ。これがイワシのフリットとベストマッチで、スパイシーキャベツともよく合っていた。これはホントに素晴らしいチョイスだったと思う。こういう体験ができるからfalo通いはやめれない。あまりに良く合っていたので、このワインはお代わりした。
メインが来る前に品種当てでこのワインを出された。例によって分からなかったわけだが、正解はネッビオーロ。
そしてメインの「尾長かもの炭火焼」。1人で頼むにはちょっと高かったが、やはりこの時期ジビエは食べたかった。付け合わせはちぢみほうれん草にアンチョビとナッツのアクセント。脂乗ってたし、美味しかったなあ。
さらに赤を2杯。
「まだ行けますか?」ということで鶴間さんが開けてくれたのが、この「Boca Campo delle Piane 1987 Antonio Cerri」。なんと1987年。熟成したブルゴーニュにも引けを取らないエレガントさ。ただ、もうちょっと酔っ払う前に飲みたかったかも。
パスタは古市さんがFBに上げていたガルガネッリと思っていたのだが、まだ完成には至っていなかったようでオンリストされてなかった。ということで、自家製ソーセージのパスタのクリームソースのハーフ。優しい味わいで美味しかった。
ドルチェは今回はティラミス。甘い食後酒も美味しかった。最後はエスプレッソ。
今回も堪能しました。こうやって書いてるそばから次はいつ行けるかな~って思っちゃうんだよな。