ズラブ・トプリゼ・チュハヴェリ・ワン・マンス・マセレーション 2017

家族代々受け継がれてきた蔵元。ジョージアのワイン造りの伝統を復活させるべく、忘れ去られたジョージアの品種を用いて自然なワインの生産に取り組んでいます。
会社名であるIberieli(イベリエリ)はジョージア人の先祖にあたるコーカサスの民族のひとつで数千年も前からワイン造りをしていた民族の名前です。
有機農法で栽培した葡萄をクヴェヴリで醸造、SO2の使用も瓶詰め時に少量のみ。
チュハヴェリは果皮は黒いものの、抽出をしても赤ワインにはなかなかならない品種のようで、このワインも分けるとすればロゼワインですが、黒葡萄的な風味は豊かに感じられます。
タンニンのない澄みきった赤ワイン、という仕上がりで、ヴァレンティーニのチェラスオーロを彷彿とさせる精妙な香り、十分なエネルギーを湛えながらも品の良い調和のとれた心地よい味わい、軽やかにいつまでもただよう美しい余韻があります。

いのししやにて購入。先日映画を観たので、ジョージアのワインを。香りはひねているのだが、味わいはひねてなくて、そのギャップが面白い。すっきり綺麗な仕上がりだけど、独特の風味があるんだよなあ。他のジョージアワインも色々飲んでみたいね。

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