■落語会屈指の人気を誇る柳家喬太郎と劇作家で女優としても活躍する千葉雅子がタッグを組んでの落語会「きょんとちば」。
千葉が原作を提供し、それを喬太郎が落語に仕立てて口演するのは「マイノリ」(2011年)、「サソリのうた」(2015年)に続けて今回で3作目、タイトルは「秘境温泉名優ストリップ」。
時代劇の老俳優がとある温泉地でのストリップ小屋で出会う騒動を喬太郎がたっぷりと演じます。一方、千葉は、古典「禁酒番屋」を喬太郎の稽古で初演いたします。
演劇好きな落語家と落語通の演劇人によるコラボレーションにご期待下さい。
■日時
2017年7月10日(月)
14:00開演 (13:30開場)/19:00開演 (18:30開場)
■会場 紀伊國屋ホール
ネタ出しされていたものも含めて、演目は下記だった。
喬太郎の「小政の生い立ち」は初めて聴いた。千葉雅子は着物で高座に上がっていると、なんだかちんまりしていて可愛いね。頑張ってやっていたが、やはり本職に比べると、イマイチな感は否めない。ただ、それでもなんだか許せちゃうところは人徳なんだろうか。
トリの「秘境温泉名優ストリップ」は千葉雅子が喬太郎のために書いた話だが、最後に喬太郎が「こんなんにしちゃってゴメンね」と言っていたので、どこまでが原作でどこまでが脚色なのかよく分からない。ただ、喬太郎の若者喋りは面白いねえ。女やっても男やっても面白い。最終盤のストリップシーンは盛り上がったが、ラストがもうひとつだったかな。