超高速な発話と激しい動きが特徴の「やかましい演劇」ミクニヤナイハラプロジェクトが、「静かな演劇」と評される平田オリザの名作に挑む!
1994年に初演され、20年以上経っても色褪せないどころかその先見性の高さに驚かされる『東京ノート』が、新たなアプローチで蘇る!今ここからどんな東京が、どんな世界が見えるだろうか。。。
演出:矢内原美邦 作:平田オリザ
出演:
石松太一、稲継美保、笠木 泉、門田 寛生、川上友里、川田 希、河村竜也、熊谷祐子、重岡 漠、島田曜蔵、立蔵葉子、永井秀樹、沼田星麻、橋本 和加子、兵藤公美、細谷貴宏、光瀬指絵、緑川史絵、守 美樹、森山貴邦
2016年3月24日(thu)〜28日(mon) @吉祥寺シアター
今回、Peatixでチケットを取った。いわゆる電子チケットというやつである。前にも一度、あるイベントで利用したことがある。当然チケット画面を提示して入場できると思いきや、受付で紙のチケットをもらって下さいと言われてしまった。何のための電子チケットなんだろう。あまりにも馬鹿みたいでかなり脱力した。
チケットシステムは馬鹿みたいだったけど、芝居は素晴らしかった。ほぼ素舞台と思ったら、照明や映像が実に凝っている。役者の衣装もシンプルだけど、シャツの色を変えることで、配役を表している。そして、あの動きと発話だなあ。初めて観たので驚いた。観たことのある芝居だったから良かったけど、初見の芝居だったら、筋を追える自信がないな。オリジナルでの印象的なラストはもちろんアレンジされていたが、このラストもなかなか良かったね
観終わって外に出ると、志賀廣太郎さんがいた。志賀さんはミクニヤナイハラ版の「東京ノート」をどう思っただろうな。