ノネマーレ(ディナー)

吉祥寺での観劇のあと、自由が丘のノネマーレでディナー。昨年末にランチで行って、ディナーもいつか行きたいと思っていた。
18時の入店で先客なし。というか、セットされているのが私のところしかない。後で訊いたら、キャンセルがあったようで、結局この日は私だけである。ノネマーレはシェフ1人で全部やっているので、シェフ1人対客1人という、緊張もするけど贅沢なシチュエーションである。
グラスのスプマンテでスタートし、前菜その1は新玉ねぎのムース。上にちょっと炙った海老が乗っている。ムースが淡白ながらほのかに甘い。前菜その2はサーモンとグレープフルーツ。ネットリ感とサッパリ感が絶妙なコントラストだった。
ワインは料理に合わせてグラスで出してもらった。



前菜その3はトリッパと白いんげん豆。何気ない素朴な料理だけど美味しかった。パスタその1はヤリイカと魚介のラグーのショートパスタ。肉のラグーのパスタはよく食べるけど、魚介のラグーは珍しい。これが悶絶級に美味しかった。モチモチの手打ちパスタにラグーがよく絡む。いや〜、これは絶品でした。



パスタその2はお肉のショートパスタ。香辛料がよく効いている。十分美味しかったけど、パスタその1には負ける。お魚料理は甘鯛とカリフラワーのソース。ウドも添えてあり、焦がしたキャベツも乗っている。最初の海老といい、このキャベツといい、焦がしがアクセントになっている。



お肉料理は羊とオレンジのソース。美味しかったけど、ちょっとインパクトには欠けるかなあ。食後はチーズと自家製のチョコレート・リキュール。チーズを所望した時には違うお酒が出てくると思ったのだが、自家製のチョコレート・リキュールがあると聞いてそれにした。チョコレート・リキュールはとても美味しかった。かなり甘いのだが、アルコールもかなり入っている。ただ、チーズにはあまり合わないな。これを飲むのならチーズは要らなかった。



最後は小菓子とコーヒー。お魚料理の時のワインが美味しかったので、ボトルを見せてもらった。ペコリーノ種のワインでちょっとネットリ感がある。



シェフと1対1だったので、料理は全てベストのタイミングで出てきたし、食後にはゆっくり話もできた。非常に贅沢な時間を過ごせて大満足でした。