カタルシツ始動。
「さあ、とうとうやって来たぞ、現実との衝突というやつが!」
SFだったりホラーだったり、ちょっとオカルティックだったり、日常なのに非日常で不思議な世界を描くイキウメ。そんなイキウメからはみ出した作品を上演するために生まれた【カタルシツ】がいよいよ始動!
自意識過剰な二十歳のころに読んだドストエフスキーの「地下室の手記」は自分のことが書かれているようで恐ろしかった、自分を客観視できるようになった三十路になって読んだら抱腹絶倒の面白さだったと言う前川知大が、自分の人生をどう受け入れるのか、他者をどう受け入れるのか、をテーマにユーモアあふれる「地下室の手記」をお届けします。なにより、地下室でひたすら愚痴をこぼす安井順平!ですよ。おもしろそうなニオイがプンプンします。
原作:ドストエフスキー(光文社古典新訳文庫「地下室の手記」 安岡治子訳)
脚本・演出:前川知大
出演 :安井順平 小野ゆり子
2013年7月25日(木)〜8月5日(月)
赤坂RED/THEATER
安井順平のがっつり一人芝居で、小野ゆり子はちょっとしか出ないのかと思ったら、後半はかなり重要な役柄だった。スタイルいいし、綺麗だなと思ったら、大森南朋と結婚した人だったのね。
安井順平はこういう芝居が合ってるね。実に面白かった。原作も図書館で借りたので、芝居と比較しながら読むのが楽しみだな。