ア・マシケラ・ロ・プレチェネッラ(ディナー)

そもそもはバドミントンの新年会で同じテーブルになった人たちに私が美味いピッツァを食べさせるお店を知っていると言ったことが始まりだった。だったらそこへ連れて行けという流れになり、その場限りの話かと思ったら、実は皆さん本気だったので、私がセッティングすることにあいなった。
参加メンバーは、Aさん夫妻、Iさん夫妻、Mさん夫妻、Yさん夫妻に私と私の娘の10人。私の妻は皆さんとほとんど面識がないのでパスとなり娘を連れて行くことになった。今回Mさんの奥さんには初めてお会いしたが、とても綺麗な人だった。
まずはスプマンテで乾杯。冷たい前菜は盛り合わせだった。生ハムとキノコ、レバーペースト、鮮魚のマリネ、それにカポナータだった。娘はレバーペーストは駄目だろうと思ったら、美味しいと言って食べていた。意外だ。
白ワインの一本目は、アルネイス種のもの。フルーティーで美味しかった。
温かい前菜は自家製のサルシッチャとポテト。一人一本かと思いきや、一人一本の半分だった。かなり粗びきのサルシッチャはジューシーで美味しく、ポテトもいい感じのロースト具合だった。
白ワインの二本目は、リボッラ・ジャッラ種のもの。グラスは一杯目のカジュアルなものから、ちょっと大振りのいいグラスに替えてくれた。実は、事前にお店の人にちょっといいワインの時はいいグラスにしてくれませんかと頼んでおいたのだ。このワインも美味しかった。
続けて、ピッツァの一枚目は色鮮やかな野菜がのったプリマヴェーラ。赤ワインの一本目はシチリアのネロ・ダーヴォラ種のもの。ややタンニンがちで少し重めだったかな。
ピッツァの二枚目と三枚目はトマトソース・ベースで、マシケラとマルゲリータ。マシケラの方はミニトマトがのっている。娘も本物のピッツァの美味しさがちょっと分かったようだ。ワインは本当はあと一本の予定だったが、ちょっと足りなそうなので、同じものをもう一本追加した。
最後のピッツァはクアトロ・フォルマッジ。私の隣のIさんはかなりお気に入りのようだった。私も最高に美味いと思ったが、さすがにチーズがそれほど得意ではない娘はちょっと苦手のようだった。
最後の赤ワインはサンジョヴェーゼ・グロッソ種のもの。多分「ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2007 シロ・パチェンティ」だったと思う。これはタンニンの重さがなく、ブルゴーニュのワインに近かった(事前に私がそういうワインを希望していたのだが)。このワインは美味しかったな。
ドルチェは私はティラミスで娘がパンナコッタ(交換してどっちも食べたけど)。あとはコーヒー。いつもランチはエスプレッソだけど、ドルチェもあるので普通のコーヒーにした。
大勢で行ったので、一晩で4種類のピッツァが食べられたのは嬉しかった。サルシッチャが一人一本だったら更に良かったんだけど。
ワインは事前に相談したということもあるし、お店側が頑張ってくれたこともあって、かなり満足度は高かった(グラスもいいグラスを用意してくれたし)。最後の赤以外は、二本のうちから一本選ばせてくれたし、シチリアのネロ・ダーヴォラ種のワイン以外はオンリストされていないワインのようだった。
メンバーの皆さんも満足してくれていたようで、この会の成功のために腐心してきた私としても嬉しかった。今度は別の人に幹事になってもらって、どこかに連れて行って欲しいね。

お探しの店舗のページはありませんでした

[rakuten:cantinavinovino:10000272:detail]