コーヒーテーブル・ブックス(堀部篤史)

全ての恵文社ファンに贈りたい、当店店長初著作
「コーヒーテーブル・ブックス」とは文字通り、アメリカ上流家庭のコーヒーテーブルに置かれ、来客用のもてなしに、もしくは飾りとなるような大判のビジュアル・ブックのことを指します。役に立つわけではないけど、眺めてみると興味深い「その他」のビジュアルブックたちをここでは「コーヒー・テーブルブック」の数々としてご紹介。情報が細分化を辿る一方で、資料や、専門的な使用目的以外にアートブックや写真集が敷居の高いものになりつつ今、独特の語り口で本棚を横断しその楽しみ方を教えてくれる一冊。ジャクソン・ポロックセシル・ビートンの出会い、「007」とスィンギン・ロンドンのつながり、作家カート・ヴォネガットの珍しい絵本まで。アートからポップ・ミュージック、映画からサブカルチャーへと、1冊の本から広がる知的小宇宙。全ての恵文社ファンに贈りたい、当店店長初著作です。
6月25日当店先行発売予定です。

通常の書店やAmazonでは6月30日発売らしい。この本について堀部氏はブログでこう書いている。

初の著作のタイトルにこの言葉を使ったのは、今や写真集、デザイン書、アート・ブックを含めたビジュアルブック全体が、専門的資料として、もしくはよほどのコレクターやマニアにしか親しみのないものになってしまっている現状に関係していると言えるでしょう。情報の細分化が極限まで進み、出版されるアートブックはそれぞれ、専門的教養が無ければ楽しめないものばかりです。そこで恵文社一乗寺店では、アートやデザインを専門用語で語るのではなく、コーヒーテーブルで開く事の出来る敷居の低いものとして紹介してきました。専門知識がなくとも、ポップ・ミュージックや昨日見た映画、ファッションや流行と切っては切り離せないものならば、普段アートブックに縁がない人でも手に取ってくれるかもしれない。飾るだけでも、思い出したようにパラパラと開く程度だっていいじゃないか。

恵文社一乗寺店の店長である堀部篤史氏の初の著作ということで、この本は楽しみだな。