映画2本

『ゆれる』と『レイヤー・ケーキ』を観るべく渋谷へ。『ゆれる』は混雑が予想された。電話で窓口が何時に開くのか聞いてみると、9時半という答え。初回上映は11時だから結構開くのが早い。アミューズCQNシネコンと同じ座席指定方式になったのだが、初回だけは座席指定ではなく整理番号順の入場となる。
湘南新宿ラインで渋谷に着いたのが10時6分。アミューズCQNに着いたのが10時16分くらいか(とにかく暑かった)。整理番号は57番だった。入場は10時45分からなので、それまではロビーのソファに座って本を読んでいた。席は観やすい席を確保できた。予想通り、最終的には満席になったね。『神の左手 悪魔の右手』の予告でとんでもない役をやっていた田口トモロヲが、『ゆれる』では淡々とした裁判官を演じていたのがなんかおかしかった。『花よりもなほ』で与太郎役の木村祐一が検察官というのもちょっと笑えた。
アミューズCQNを出ると、空が暗くなっており雷が鳴っている。しかも雨がぱらぱらと落ち始めた。まさか降るとは思わなかったので傘は持ってきていない。今にもドシャーって降りそうでおっかないったらありしゃしない。ユーロスペースに行く途中にユニクロがあるので、とにかくユニクロまではもってくれとひたすら早足で歩いた。幸いユニクロに着くまでは小降りで済んだ。ユニクロで折畳み傘(590円)を購入。どうせ暫くしたら止むのは分かっているが、ユーロスペースに着くまでに土砂降りになられたら困る。買ったばかりの傘を差してユーロスペースへ向かう。ユーロスペースのあるQ-AXビルに行くのは初めてだが、とくに迷うことはなかった。到着して一階の窓口に前売り券を出すと3階だと言われてしまった。ユーロスペースは3階なのだ。3階で前売り券を引き換えると、整理番号は22番だった。この時点で時刻は13時半。上映開始は14時15分で入場はその15分前だから、昼飯を食べる時間は30分。雨も降っている訳だから、必然的に1階の「Theater 6 cafe」に入ることになる。ステージ席、テーブル席、カウンター席があるのだが、一人なので当然カウンター席となる。このカウンターがでかい。カウンターといっても独立しているので、両側に座れるのだ。

このカウンターの端っこに座ってメニューを眺めているときに表で猛烈に雨が降り始めた。雷もすごい。間一髪だったといっていいだろう。ランチは何種類かあるのだが、スタッフランチ850円にした(この日は「ロコモコ」)。ドリンクも付いている。注文を待っていると、スタッフの一人が「チキンでも構わないか」と訊いてきた。そもそも具材にあまり拘っていなかったので、別に構わないと答えた。ものが来てから気付いたけど「ロコモコ」だから本当はハンバーグだったんだね。それがグリルしたチキンになっていたが、これはこれで美味しかった。スタッフがみんな女性だし、オープンキッチンだし、家具もお洒落だったので、なんだか「かもめ食堂」を思い出した。この店はなかなかいいね。Q-AXビルで映画を観るときじゃなくてもまた行きたい。
ユーロスペースは段差もあるし、椅子の背に木材が張ってあったりしてお洒落なんだが、前の席とのスペースがちょっと狭い。後ろに外人さんが座っていたのだが、何度も椅子を蹴られた(多分、足を組み替えていたのだろう)。映画が終わって外に出ると、案の定雨は止んでいた。ラッキーだったな。
夕飯は近所の中華料理屋で冷やし中華。950円とちょっと高めなのだが、チャーシューの他に蒸し鶏ものっている。そしてタレはゴマダレ。この間見た「ちびまる子ちゃん」で野口さんが「冷やし中華はゴマダレだよ。ケッケッケッケッ」と云っていたけど、ゴマダレも美味しいね。