トリエンヌ・ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァール・レ・ゾーレリアン2002

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のオベール・ド・ヴィレーヌさんと、ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイスさん。かねてより親交の深いお2人がタッグを組み、夢のようなコラボレーションワインを生み出しました。1989年に立ち上げたワイナリー、ドメーヌ・ド・トリエンヌです。

夢のコラボレーションワインが生まれるのは、南仏プロヴァンス地方。「ピノ・ノワールシャルドネだけしか認められていないブルゴーニュでは自分たちの発想を活かしきれない」というのが理由の1つ。もう1つの理由は「手頃な価格で美味しいワインを、たくさんの人たちに飲んでもらいたい」とお2人が考えたからです。

「ヴァン・ド・ペイ」とはフランスでのワインのカテゴリーの1つ。詳しくは下記を参照。

■Vins de Table
ヴァン・ドゥ・ターブル(テーブルワイン)
 原産名が記されていない、ヨーロッパのワインをブレンドしたポピュラーなワイン。フランス国内だけで生産し醸造したものは、“Vin de Table France”“Botted in france”“Produce of France”などの表示をする。
■Vins de Pays
ヴァン・ドゥ・ペイ(地酒)
 テーブルワインの中でも生産地が限定されていて、法に定められた葡萄のみから造られ、その地域名をワインの名称とすることができるワイン。ヴァン・ドゥ・ペイのペイとは国、地方という意味になる。
■VDQS=Vins Delimites de Qualite Superieure
ヴァン・デリミテ・ドゥ・カリテ・シュペリュール(上質指定ワイン)
 INAO(全国原産地名称協会)の検査にパスしたワインにかぎられる。VDQS保証マークをラベルの上に付けることが義務つけされている。ロワール河流域やプロヴァンス、ラングドック・ルーションなどのいわゆる銘醸地でない地方で多く造られいる。
AOC=Appellation d'Origine Controlee
アペラシヨン・ドリジーヌ・コントローレ(原産地呼称統制ワイン)
 1935年に制定された原産地呼称統制法(AOC)に基ずくワインで、最高の格付けの高級ワインである。ラベルにはAppellation Controlee または Appellation d'Origine生産地Controleeの表示が必ずある。

「ヴァン・ド・ペイ」ということで値段も安かった。何と1,470円。でもなかなか美味しかった。妻は一口飲んだだけで美味しいと言っていたし。私はまだ色々なワインを試している段階だけど、一通り試した後で、デイリーワインとしてまとめ買いするのもいいかもしれない。


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