盤外名人戦(続々報)

日本将棋連盟のサイトに「名人戦についての交渉経緯」と題された記事が載った。

昨年夏、日本将棋連盟理事会は外部の有識者による経営諮問委員会を設置しました。委員会からは、現在の財務状況改善、将来の展望等々ご意見を承りました。その中でタイトル戦見直しの話があり、名人戦朝日新聞社に主催させてはどうかと提言がありました。朝日新聞社は30年来名人戦主催を熱望していることから、委員会のメンバー朝日新聞社に打診しました。
委員会が仲介する形で朝日新聞社との交渉を開始しました。3月17日に朝日新聞社から正式に申し入れ書を受け取り、将棋連盟は毎日新聞社に対して契約の自動延長をしないという申し入れをしました。(申し入れないと第66期から第68期まで自動的に契約が更新される。契約変更は一年前の3月31日までに申し入れなければならない)
日本将棋連盟は契約書に則って毎日新聞社と交渉中です。

これを読む限り、「連盟」が「朝日」に打診したというのが真相のようだ。契約を延長するかしないかの権利は連盟にあるのだと思うが、「契約金をもう少し上げてくれないんなら契約延長しないけど、どうなの?」とかいう話を毎日側にしないで、一方的に自動延長をしないという申し入れをしているのがどうしても引っかかるんだよな。