クスクス・ルージール(ランチ)

観劇前のランチには初訪問のこちらのお店へ。ランチは木、金、土のみのようだ。ランチメニューは羊肉のクスクスとローストビーフサンドイッチの2択。初訪問なので当然クスクスを選択。
サラダのキャロットラペが来てから、本体のクスクス登場。肉と野菜とスープとクスクスという感じで、一皿に全部入っていて話が早い。辛味調味料の自家製アリッサも添えられている。ほんのちょっとだけ入れてみたが、結構辛かった。辛いのが好きな人はいいだろうな。キャロットラペもクスクスも美味しかった。
ドリンクとデザート(というか小菓子)も付いて1,620円はお得だと思う。今回グラスワインは頼まなかったが、会計のときに聞いてみたら何種類かあるようだったので、次に行くときには頼んでみよう。ご夫婦と思われる2人でやっていて、温かい感じのいいお店だったな。

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シモン・ビュッセ VdFルージュ ポリチネル 2015

ラベルの「ポリチネル」とはイタリアの喜劇の道化師のことで、2008年に初めてSO2無添加のワインを作って官能検査に出したワインが合格しなかったため、それを揶揄して名づけました。
暑かった15年では果実味のフレッシュさを残すために熟成期間を少し短めに。
品種もポリチネルでは初めて!?マルベック単一で造りました。
僅かに紫がかった鮮やかな中程度の赤色。黒ブドウの皮そのままの香りに、新鮮なブルーベリーや、フランボワーズなどの甘酸っぱい赤系果実の香りも混ざります。
「暑い2015年のカオール」とだけ聞くと、濃厚でボリューム感のあるワインをイメージしますが、そこはシモン!香りからの想像通り軽快で繊細です♪
舌に一瞬あたるピチピチ感がいい仕事していますね。軽めに抽出されたタンニンとのバランスも良いです。
口の中で転がせば、カシスなどがプチッと弾けるような豊かな果実味!
そこから15年らしいコシのある旨みがじわじわと広がり、心地のいい凹凸感ですよ。
開けたては若々しい果実がメインですが、時間の経過と共にレーズンなどの深みのある凝縮した風味が前に出るので、やや落ち着いた印象へと変化。時間をかけてお楽しみください♪

MORISAWAにて購入。春とは思えない寒さだったのでこれを開けた。濃いけれども、タンニンが少ないから飲みやすいんだよな。何度も飲んでいるけど、やはり美味しい。

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本と鍵の季節(米澤穂信)★★★☆☆ 4/10読了

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。

面白くなくはなかったんだけど、設定に無理を感じてしまう箇所が多くて、イマイチ入り込めなかった。

本と鍵の季節

米澤 穂信 集英社 2018年12月14日
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ネスプレッソ エッセンサ ミニ(ピアノブラック)+ エアロチーノ4

おそらく15年くらい使っているであろう「C190BKJ ブラックメタル」の調子が3ヶ月くらい前からおかしくなっていた。ミルクフォーム用のモードにすると、本体がかなり熱くなり、水が下から漏れてしまうのだ。但し、そうなる時とならない時があるので、騙し騙し使ってきたのだが、さすがに新しいマシンを買うことにした。ずいぶん前から、小さくてカッコイイのが出ているのは横目で見ていたのだ。
高島屋のネスプレッソブティックで相談すると、ミルクフォーム一体型のものよりも別々に買ったほう安いことが判明した。しかも、現在キャンペーン中で、一緒に買うと割引きになり、しかもカプセルもかなり割引きで買える。一度持ち帰って検討したが、やはり一体型ではなく、別々に買うことにした。マシンは現行ラインナップで一番小さいエッセンサ ミニのピアノブラックにして、ミルクフォームマシンはエアロチーノ3ではなく、エアロチーノ4にした。少し値段は高いが、取っ手が付いているのと、台座に設定ボタンが付いているのが差額分の価値があると判断した。お店で買って、そのまま持ち帰ったのだが、思ったよりも箱が大きくて、全部持って帰るのは結構大変だった。
さっそくセットアップして作ってみた。コーヒー自体は変わらないが、ミルクフォームが全然違う。フワッフワの泡がすごく手軽に作れる。これはいいね。

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mondo(ランチ)

娘の大学入学祝いでmondoへ。大テーブルになってからは妻と娘は初めてなので驚いていた。私と妻がスプマンテで娘はブラッドオレンジジュース。突き出しは野菜のスープと、中にサルシッチャを詰めて揚げたオリーブ。スプマンテにはベストマッチだな。

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ワインは例によって、田村さんにグラスで合わせてもらったが、妻は体調があまり良くなかったので控えめに。最初はアルザスのミュスカ。香りは甘いのだが、飲むとかなり酸っぱい。でもこれが癖になってくるんだよな。
前菜その1は「ボラのフリットと冷たいカリフラワーのピューレ」。フリットなのでまわりはカリッとしているのだが、中身はかなりしっとりしていた。同じような料理は何度もmondoで食べているが、何度食べても間違いなく美味しい。

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次のワインは「ある晴れた日」。妻にはアルザスピノ・グリ。mondoにしては珍しく、イタリア、アルザス、日本と多国籍になっている。
前菜その2は「発酵 鰆と菜の花・ドライトマトのズッパ」。蛤で出汁をとったとのことで、スープが美味しかった。

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パスタその1は「"キタッラ" あさりと甘夏」。なんと、mondoの庭になっている甘夏の皮が生地に練り込んであるのだ。このパスタがとても美味しかった。個人的にはこれがこの日一番だったな。ワインはダリオ・プリンチッチ。

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パスタその2は「"ニョッキ" ホタルイカとホワイトアスパラガス」。ホタルイカとホワイトアスパラガスという季節モノをいっぺんに味わえる。mondoはパスタはもちろん美味いし、リゾットやニョッキも美味いんだよな。ワインはジュゼッペ・マスカレッロ ドルチェット・ダルバ。

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メインは「スペイン産ガリシア栗豚炭火焼きとお日さま農園のお野菜」。美味しいんだけど、ここに来て普通になっちゃうんだよな。もうちょっとメインに工夫が欲しい。ワインはカーゼ・コリーニ。

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ドルチェは「金柑とチョコレートのクレスペッレ」。娘の皿はメッセージ入りで、お花も頂いた。ドルチェは以前に比べると大分洗練されてきた。こう言うと大変失礼だが、以前はちょっとモッサリしてたんだよな。

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久しぶりに家族で伺って、美味しい料理と美味しいワインを堪能しました。天気も良くて桜も咲いていて、とても良い一日になった。
娘はこれから大学生活が始まるわけだが、直接就職に関係がないような勉強をたくさんして欲しいね。それと、卒業後もずっと付き合えるような友達を作って欲しいね。

夢も見ずに眠った(絲山秋子)★★★☆☆ 4/4読了

夫の高之を熊谷に残し、札幌へ単身赴任を決めた沙和子。しかし、久々に一緒に過ごそうと落ち合った大津で、再会した夫は鬱の兆候を示していた。高之を心配し治療に専念するよう諭す沙和子だったが、別れて暮らすふたりは次第にすれ違っていき…。ともに歩いた岡山や琵琶湖、お台場や佃島の風景と、かつて高之が訪れた行田や盛岡、遠野の肌合い。そして物語は函館、青梅、横浜、奥出雲へ―土地の「物語」に導かれたふたりの人生を描く傑作長編。

久し振りの絲山秋子。夫婦2人が色々な土地を訪れる連作短編集。長嶋有によく似ているけど、長嶋有よりは文学寄りかな。夫が鬱になっちゃったりして、夫婦関係がうまく行かなくなってしまうところがリアルだった。訪れた土地の描写が細かくて、実際に旅している気分も味わえた。ラストもなかなかいいね。

ドメーヌ・ミッシェル・サラザン・メルキュレ 2016

湘南ワインセラーブルゴーニュワイン6本セット福袋のうちの1本。翌日休みを取ったので開けた。メルキュレ感がどの辺にあるのかは分からなかったが、ブルゴーニュらしさには溢れていて美味しかった。

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