オンブレ(エルモア・レナード)★★★☆☆ 11/3読了

アリゾナの荒野を行く七人を乗せた駅馬車―御者メンデスとその部下アレン、十七歳の娘マクラレン、インディアン管理官フェイヴァー夫妻、無頼漢のブレイデン、そして「男」の異名を持つジョン・ラッセル。浅黒い顔に淡いブルーの瞳、幼少期をアパッチに育てられた伝説の男と悪党たちが灼熱の荒野で息詰まる死闘を繰り広げる。レナードの初期傑作二作品を、村上春樹が痛快無比に翻訳!

エルモア・レナードの名前はもちろん知っていたが、読んだことはなく、ましてや西部劇を書いていたなんて全然知らなかった。今回、村上春樹訳ということで読んでみたが、わりと面白かった。西部劇としては地味な展開だが、ドンパチではない人対人のやり取りに妙味があった。『ラブラバ』もいずれ読んでみたいね。