オステリア・オージオ・ソット(ディナー)

3月以来のオージオ・ソット。前回は友人と2人だったのでカウンターだったが、今回は家族3人なので奥のテーブルへ。
ドリンクはまずグラスのスプマンテ。娘はブラッドオレンジ。前菜は迷った末に、太刀魚のフリットタスマニアサーモンと柿のサラダ 栗粉のクレープと、肉前菜盛り合わせ(小)の3品。
最初に来たのが太刀魚。ふっくら揚がっていて、スプマンテとはベストマッチ。ワインをどうしようかと思っていたが、FBで色々載せていたワインをみんなグラスで飲めるということで、グラスで通すことにした。というわけで、グラスの白はヅィダリッヒのマルヴァジア。ブドウを皮ごと発酵させるので、白ワインなんだけど色が付いている。ヴィトヴスカは飲んだことがあって、マルヴァジアは初めてだったが、予想通り美味しかった。
次のサーモンはFBで見て美味しそうだなと思っていた一皿。サーモンと柿と栗粉のクレープという組み合わせが絶妙だし、見た目も素晴らしい。もちろん味もバツグンだった。



次は肉前菜の盛り合わせだったので、ワインはビネールのピノ。これは飲んだことがあるが、やはり美味しい。肉前菜の盛り合わせは「小」だけど、十分なボリュームだった。これはワイン飲みには堪らないね。



パスタはラグーソースペンネの1.5人前。0.5人前ずつを取り分けて出してくれた。ラグーソースにスパイスが入っていてちょっと辛い。でもそれがいいんだよな。ワインはここでイタリアのものを所望したら、1杯ずつ別のものにしてくれた。どちらもまずまず美味しかったね。



メインは和牛の炭火焼き。これも1人分ずつに取り分けてくれた。3分の1でこのボリュームだから、なかなかのものだ。この肉もとても美味しかった。ワインはシモン・ビュッセーのオリジネル。ポリチネルは飲んだことがあって、かなり濃いのにタンニンがきつくなくて実に美味しかった。このオリジネルも同様に濃いのに酸がとてもキレイで美味しかった。



ドルチェは私が甘草のクリームブリュレで娘が栗粉のタルトで妻がヌガーグラッセ(写真なし)。もちろんぐるぐる回して全部食べたが、全部美味しかったね。コーヒーも美味しかった。



ここは料理が美味しいのに、それほど高くないので、コストパフォーマンスがいい。そして、美味しいのに、お皿自体が気取ってないのもいい。妻も料理の美味しさは認めていた。加えて、ワインの種類が豊富で、しかもグラスで飲めるというのが、実に私好みなのだ。今度、アド街にも出るらしいのだが、あまり予約の取れない人気店にならないで欲しいなあ。