青山円形劇場プロデュース「雨の降る日は天気が悪い」

ケラリーノ・サンドロヴィッチのコメント
夢だったと言ってもよい。別役実氏の書き下ろし新作を演出できる悦びを、一体どれだけの方が理解してくれるだろうか。滅多に他人の書き下ろしを演出することのない私である。そりゃそうだろう。場合によっちゃとんでもなくひどいホンが上がってくるかもしれない。皺寄せは全部こちらにくる。そんなリスクを背負った演出なんか、引き受けられるわけがない。が、書いてくださるのが別役実さんとなれば話はまっっったく別である。本日内部発表されたタイトルがまた、とてもいい。「雨の降る日は天気が悪い」。まったくその通りです。2014年9月3日現在、中身はまだすべてが霧の中だが、きっときっと、私にとって赤塚不二夫と並ぶ「キング・オブ・ナンセンス」である、氏の面目躍如となる新作になる。実さんと呼びたいくらいだ。皆さんが期待する前に、まずは俺様に大きな期待を抱かせて頂きたい。


作:別役実
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:
仲村トオル
マギー
山崎一
奥菜恵
緒川たまき
池谷のぶえ
犬山イヌコ
2014年12月1日(月)〜12月14日(日)全17公演
会場:東京都 青山円形劇場

今月、ナイロン100℃の『社長吸血記』を観るのだが、またしてもケラの芝居のチケットを取った。別役実脚本の芝居を観るのは初めてなので、それも楽しみだし、キャストもなかなかいいよね。


※脚本の別役実氏の病気療養のため、1985年執筆の「夕空はれて〜よくかきくうきゃく〜」に演目変更となった。