deco(ディナー)

前回が1月末だったので、2ヶ月ぶりの訪問。このくらいの頻度で行けるといいんだけどな。
メニューは室田シェフと相談して、メインに蝦夷鹿のロースト、前菜はイノシシのベーコンとクレソンのサラダにした。それと、「新玉葱のポタージュとツブ貝のソテー ロングペッパーの香り」。
スタートはいつものリュイナールではなくて、もう一つメニューに載っていたシャンパーニュにした。こちらも美味しかった。いつもの突き出しのハムが出て、白のグラスはカリフォルニアのシャルドネで「ブラック・マウンテン・ブースカシャルドネ 2011」。しっかりしてるけど、こってりはしすぎない感じでなかなか美味しかった。



スープはdecoの定番メニューだが、内容がその都度変わるので、繰り返し食べる価値がある。今回は新玉葱とツブ貝。ツブ貝がコリコリしていて食感もいい。フランスの唐辛子もアクセントでかかっていた。
イノシシのベーコンとクレソンのサラダは豪華な朝食といった感じ。クレソンはその日にシェフ自らが収穫したもの。ベーコンの脂とクレソンが好相性だった。



グラスの赤は「ドメーヌ・ニューマン・コート・ド・ボーヌ」と「ケイネズ・ワイナリー・ピノ・ノワール・アンダーソン・ヴァレー 2011」を出してくれた。「ケイネズ・ワイナリー」は飲んだことがあったので「ドメーヌ・ニューマン」にした。ただ、「ケイネズ・ワイナリー」って美味しいですよねってことでソムリエの福岡さんとは意見が一致した。結局、途中で「ドメーヌ・ニューマン」がなくなってしまったので、「ケイネズ・ワイナリー」も半分もらった。



この日はかなり混んでいたので、メインが出てくるまでちょっと時間が掛かった。ただ、カウンターだと調理しているのが見えるので、それほど退屈はしない。カウンターからは室田シェフは見えないのだが、樋口さんの仕事ぶりが見える。ものすごく急いでいるけど仕事は丁寧。decoは室田シェフのお店だけど、樋口さんが居てこそのdecoとも言えるだろうな。
メインの蝦夷鹿は分厚いカットだけど実に素晴らしい火入れ具合。付け合わせの菜の花もこの日に収穫したもの。イノシシのベーコンもそうだったけど、蝦夷鹿も脂が美味い。ワインは「Heluicum M.M.X 」。これはdecoで前にも飲んだことがある。



赤ワインが足りなかったのでもう一杯。「ピエール・ガイヤール・サン・ジョセフ」。シラーとは思えないほどエレガントだった。このワインは当たりだったな。ソムリエの福岡さんとはワインの好みが近いようで、客としては嬉しい限り。
デザートは、樋口さんがブログで書いていた「水晶文旦プリンのカクテル仕立て 蜂蜜のアイスクリーム」。プリンが濃厚で、水晶文旦がサッパリ。これは美味しかったなあ。コーヒーが出てくる前に、あっと言う間に食べてしまった。
相変わらずどの料理も美味しかった。今度はいつ行けるかな。