ワールドカップ プールA 日本vsトンガ

 【ファンガレイ(ニュージーランド)共同】ラグビーのワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会第10日は21日、同国北島ファンガレイのノースランドイベントセンターで1次リーグA組の1試合を行い、日本はトンガに18-31(前半13-18)で敗れ、3連敗で7大会連続の1次リーグ敗退が決まった。日本は勝ち点ゼロ、トンガは1勝2敗で同5。
 日本は1991年大会のジンバブエ戦以来となる20年ぶりの勝利を逃し、17戦連続勝ちなしとW杯のワースト記録を更新した。トンガ戦は5年ぶりの黒星。1次リーグ最終戦(27日・ネーピア)ではカナダと対戦する。
 世界ランキング13位の日本と15位のトンガはW杯で初対戦。日本は前半に2トライを許したが、プロップ畠山(サントリー)とフランカーのリーチ(東芝)がトライを奪って折り返した。後半は先に失点して差が広がり、トンガの激しい防御に苦しんで1トライにとどまった。

録画しておいたものを早起きして見たのだが、内容の酷さに愕然とした。前回のワールドカップから4年間掛けてやってきたことがこれなのかと思うと本当にガックリ来た。元々ターゲットはこの試合だったはずだし、そのためにニュージーランドにはBチームを出したのに、その結果がこれか・・・。
開始早々から酷かった。わざわざ自陣で回してノッコン。そこから延々攻められて結局トライを取られた。しのげれば良かったのだが、散々時間を使われてトライを取られたのは痛かった。
その後もお粗末なプレーが多かった。マイボールのラックなのにこぼれたボールを拾われて簡単にトライを取られたり、敵陣深くまで攻め込みながらノッコンして逆襲を喰らい、自陣まで戻って必死こいて止めて無駄な体力使ったり、キック処理をした遠藤が蹴り返さずに訳の分からないパスをしてピンチを招いたりと枚挙にいとまがない。
ブレイクダウンでことごとく負けたのも大きな敗因の1つだ。トンガが人数を掛けて取りに来ているのだから、ジャパンもそれに対抗してファイトすればいいのに、なぜかボールを奪われ続けた。
プレースキックが入らなかったのも敗因の1つ。特に後半23分のトゥプアイレイのトライの後のコンバージョンを外したのが酷かった。決まれば20-28で、さあこれからというところだったのに完全に水を差した。角度も別に難しくなかったし、あのキックは絶対に決めなければいけなかった。
マイケル・リーチをはじめ、いいプレーをしていた選手ももちろんいたが、ちょっとワールドカップのレベルではない選手やプレーが多すぎた。
ガックリ来たプレーは山ほどあるが、ブレイクダウンでトンガに対抗してファイトし返さなかったのが一番残念だった。ジャパンからは気迫が感じられなかった。
泣いても笑ってもあと1試合。せめて気迫を感じられるプレーをして欲しい。