昇太・喬太郎・白鳥・彦いちの会 にぎわい座

日の出ラーメンに行くと、新しいメニューがいくつか増えている。そのうちの一つ「濃厚魚介しょう油ラーメン」を食べた。通常の「魚介しょう油ラーメン」よりスープが濃くて麺が太い。こってりしてて美味しかったね。

オープニングトーク
柳家喬太郎: 初音の鼓
林家彦いち: 長島の満月


仲入り


三遊亭白鳥: 新あたま山
春風亭昇太: 花筏

座席は中央後方の通路側。前に身体の大きな男性に座られてしまって難儀した。客席は普段よりも女性が多かった。昇太ファンなんだろうか。

オープニングトークでは、白鳥がやけに静かにしている。なんでも、一人ですき焼きをやって、マロニーちゃんを大量摂取した上に賞味期限の切れた生卵を3つも食べて食あたりになったらしい。病院で点滴を受けてきたという。でも他の3人は、白鳥はうそつきだからといって、本当にお腹痛いのか?と疑っていた。


トップバッターは去年トリを取った喬太郎。マクラから噺に入っていくところでいや〜な予感がした。予感は的中し、噺は『初音の鼓』へ。この噺は、去年の11月の終わりに同じにぎわい座で喬太郎がやっているのだ(落語教育委員会で)。金兵衛が三太夫を呼びに行くところで喬太郎はそのことに気が付き、金兵衛が愚痴る体裁で「今さら噺変えられないしなあ」と嘆いていた。


彦いちは自伝的落語というか漫談か。鹿児島の田舎出身の自分にはみんなと共有できる子どもの頃の思い出がないという噺。白鳥は、自虐的な出だしから内臓たちと脳みそたちの闘いを描いた荒唐無稽な噺。よくこういうことを思いつくよな。昇太は古典の「花筏」。マクラでの森進一の「おふくろさん」のモノマネがインパクト大だったので、噺自体がかすんでしまった。


全体的に去年の方が良かったなあ。喬太郎が同じ噺をやってしまったのが一番ガックリ来た。もちろん二度聴いても笑えるけど、違う噺をやって欲しかったな。