リストランテ フリック(ランチ)

今出ている「東京カレンダー」のイタリアン特集で知ったお店。根津美術館の先をちょっと左に入ったところの2階にある。
一人だったので、4つ横並びで椅子の置いてある大きなテーブルに案内された。店内は非常に明るくて清潔感がある。椅子やテーブルも凝ってるね。雑誌に載ったので混んでいて入れないかと思ったが、何とか入れた。
ランチ・メニューはA(2,500円)、B(3,800円)、スペシャル(5,500円)の3種類。私はAをチョイス。構成は、前菜、パスタ、デザート、ドリンク。パスタは数種類から選べるが、前菜とデザートは選べない。
私の座ったテーブルは前には席がなくて、エスプレッソマシーンやワイングラスを並べた棚がある。ワインセラーもあったが、銘柄まではよく見えなかった。グラスの白ワインを注文したが、選択肢はなく、注いだのを持ってきてくれるだけで、銘柄を教えてくれないのはちょっと残念。パンはバゲットと丸パン。小皿にはオリーブオイルも入れてくれる。ナプキンは店名の刺繍の入ったちゃんとしたものだった。
ワインを飲みながら待っていると前菜が来る。これが驚きだ。要はサラダ・ミストなのだが、大きめの透明な正方形のお皿に十数種類の野菜がちょっとずつ綺麗に盛りつけられている。思わず「ワーオ!」って言いそうになるね(心の中で言ったけど)。野菜がまたただのサラダじゃなくて、ものによっては火が入っているし、ものによってはカリカリに揚げてあったりする。生ハムも二切れほどのっている。これは見た目も綺麗だし味も素晴らしかったね。
パスタは「白金豚のラグーソース」にした。本当は手打ちのタリアテッレで+300円なのだが、手打ち麺が切れているということで普通のスパゲッティになってしまったのは残念だった。だけど、このパスタがまた美味かった。白金豚のラグーがひき肉という感じの細かさじゃなくてサイコロぐらいの大きさがあって柔らかい。ゴボウを薄く輪切りにしたものも入っていてこれもアクセントになっている。それでもってソースがまた抜群なんだよな。クリームソースなんだけど、コッテリしすぎてないところがよかった。深鉢のような器で出てくるのでソースが最後に下に溜まる。これをパンで掬って全部食べた。
デザートは東京カレンダーに写真が出ていたものと同じだった。パリパリのパートをまとった栗のムースとショコラのソルベット。パリパリが何でできているのか分からないのだが、これがいい食感なんだよな。味も良かったね。エスプレッソは目の前のマシンで淹れてくれた。
帰る時には何と深田シェフ自ら扉のところで見送ってくれた。これは嬉しかったな。スタッフはみな対応が素晴らしいし、美男美女ぞろい。シェフはイケメンというよりはカワイイという感じ。女性ファンが多いだろうな。
夜のメニューには「フルオーダーメイド」のコースがある。これは食べたい食材と調理法をシェフと相談しながら組み立てられるコースなのだ。是非今度は夜に行って、これにチャレンジしてみたい。


Ristorante FRICK
〒107-0062
東京都港区南青山4-24-8 @home SQ 2F
tel. 03-6905-7311

Lunch : 11:30 - 14:00 Lo
Dinner : 18:00 - 21:30 Lo
Close : Wednesday