大学選手権決勝 早稲田vs慶応 国立競技場 テレビ観戦

残念ながら雨の決勝戦となった。予想通り両校ともミスが多かった。先制したのは早稲田。前半18分にモールから豊田がトライ(ダウンボールしていたかどうかちょっと怪しかったけどね)。ゴールも決まって7-0。その後は慶応がPGを一本外し、37分にはPGを決めて(クロスバーに当たって入った)、前半は早稲田の7-3。
後半も早稲田の優位は変わらない。16分にはスクラムからの8→9で三井が抜け出し、走り込んできたCTB長尾にパスしてそのままトライ。これで14-3。その後も加点し、慶応をノートライに押さえ込んだ。

慶応は山田にいいボールを全く回せなかった。前半はマイボール・ラインアウトが取れなくて苦しんだし、スクラムもモールも押された。アタックのチャンスが回ってきても中途半端に蹴ってしまったり、モールを押そうとして絡まれたり、縦を突いて孤立してターンオーバーされたりしていた。なぜ、順目に回してウィングまでボールを運ばなかったんだろう。もちろんハンドリングミスを恐れたということはあるだろう。だけど、蹴ったり、密集サイドでごちゃごちゃやっていては、結局早稲田ボールになってしまう。一度くらい、思い切りオープンに回して山田や出雲や小田で勝負して欲しかった。そういうシーンが一度もなかったのは本当に残念だった。
やはり早稲田は強かった。すべての面で慶応を上回っていた。特に密集への集まりの早さ、そこでのボール争奪戦の激しさが勝負を決したと言っていいだろう。早稲田もミスは多かったが、要所ではミスをしなかった。そこら辺も慶応との違いだった。中竹監督や4年生たちは特に嬉しいだろうね。優勝するに相応しいチームだった。


早稲田vs慶応(26-6)