関東大学対抗戦 早稲田vs明治 国立競技場 テレビ観戦

国立はよく入ってたね。やっぱりトップリーグよりも大学ラグビーの方が人気があるんだよな。まあ、それはともかく。
ポイントは前半終了間際の明治の攻撃の場面だろう。ここまで0-17と劣勢の明治は早稲田陣深くに攻め入り、ラインアウトからのモールを執拗に繰り返した。たまらず早稲田がコラプシングを連発し、主将の東条がシンビンで退場。ここでもう一度早稲田がコラプシングをしたら認定トライ間違いなしという場面だったのだが、なんと明治はマイボールラインアウトを失ってしまうのだ。観ていてもそんな気がしたんだよ。ラインアウトにしないで、タップキックからフォワードを突っ込ませた方が良かったんじゃないだろうか。ここでトライを取れなかったのは痛すぎた。逆にここでモールを押し込んでトライが取れていれば(認定トライでもいい)、もう少し違った展開になっただろう。
後半も早稲田の一方的な展開となった。濱島のインターセプトがあったが、あれは事故みたいなものだ。ただ、後半35分からはやっと明治らしさが見えた。濱島の2本目のトライは気持ちの入ったいいトライだった。しかし、ラグビーの試合によくある焼け石に水的攻撃だった感は否めない。
分かっていたけど早稲田は強いね。五郎丸、東条をシンビンで欠いても戦力が落ちているように見えない。最初から14人でやっても勝ったんじゃないかという気さえする。スクラムもうまく回して、明治に押させなかった。
一方明治だよなあ。まずマイボールラインアウトは100%取らないと。現代のラグビーではラインアウトが取れないと絶対に試合には勝てない。それから、もう少しバックスでラインブレイクができるようにしないと。FB星野や濱島がそれなりにいい走りをしているのだが、組織的ではなくて個人技的な突破だからサポートが遅い。普通に順目に回してもある程度前進できるようにしないとフォワードの強さも活きない。スクラムも強い強いといいながら、回されてしまっては意味がない。回させない工夫が必要だろう。とにかくフォワードの強みを活かすには、いかにして敵陣に行くかを考えないといけない。そのためには、バックスの頑張り(苦しくても蹴ってはいけない)とマイボールラインアウトの100%確保が求められる。再度早稲田と対戦するために、何とか修正して欲しい。

早稲田vs明治(43-21)