最近気になる本

みなさん、さようなら
みなさん、さようなら久保寺 健彦

幻冬舎 2007-11
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小学校の卒業式で起きた同級生の刺殺事件をきっかけに、団地という狭い住処から外に出られなくなった少年・渡会悟。悟は団地で友達を作り、恋をし、働き、団地の中だけで一生を過ごす決意する。だが月日が経つにつれ一人また一人と同級生は減っていき、最愛の恋人すらも彼の前を去ろうとしていた――。限られた狭い住処で生きようとした少年が、孤独と葛藤を引き受けながらも伸びやかに成長する姿を描く、極上のエンターテインメントであり感動の物語!

すごい新聞広告が載ってたね。W村上の作品にも比肩しうるというコメントをしていたのが、有隣堂横浜西口店の文芸書の達人○○さん。西口の有隣堂にはよく行くのだが、文芸書の達人がいたとは知らなかったw。
ここまで煽られると読まずにはいられない。この広告を見て思いだしたのが、三崎亜記の『となり町戦争』。このときの広告もすごかった。『となり町戦争』は大絶賛されるほどの内容ではなかったが、設定は良かったし、それなりに面白かった。『みなさん、さようなら』は果たしてどうなるかな。

仏果を得ず
仏果を得ず三浦 しをん

双葉社 2007-11
売り上げランキング : 347

おすすめ平均 star
star三浦しをんの異常な才能
starしをんさんらしい作品です。

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『あやつられ文楽鑑賞』で文楽にハマっているのは知っていたが、ついに太夫が主人公の小説を書いてしまったか。文楽太夫が主人公の小説なんて前代未聞じゃないかな。三浦しをん文楽に対する情熱がどのように小説として昇華したのかを読んでみたい。

テースト・オブ・苦虫 5 (5)
テースト・オブ・苦虫 5 (5)町田 康

中央公論新社 2007-11
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もう5巻目かあ。よく続いてるよなあ。今回はなぜか「おそれずにたちむかえ」という副題が付いている。内容的にはもうマンネリなのだが、面白いからやっぱり読みたくなる。

翻訳文学ブックカフェ2
翻訳文学ブックカフェ2堀江 敏幸 岩本 正恵 新元 良一

本の雑誌社 2007-10-23
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名翻訳家12名に、翻訳家という仕事についてや現在の海外文学に関して、英米文学ライター・新元良一がインタビュー。「翻訳の愉しみ」とは。

『翻訳文学ブックカフェ』の第2弾。この本は購入済み。収録されている翻訳家は、柴田元幸岸本佐知子堀江敏幸、佐々田雅子、沼野充義、黒原敏行、小山太一、栩木伸明、渡辺佐智江高橋源一郎岩本正恵、高見浩の12名。個人的には堀江敏幸沼野充義の話が楽しみだな。

麻雀放浪記 1 青春篇 (1) (文春文庫 あ 7-3)
麻雀放浪記 1 青春篇 (1) (文春文庫 あ 7-3)阿佐田 哲也

文藝春秋 2007-10
売り上げランキング : 84670

おすすめ平均 star
star人生を語った最高傑作

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装いも新たに文春文庫から再登場した。前にも書いたと思うけど、『麻雀放浪記』は掛け値なしの傑作です。是非多くの人に読んで欲しい。

宮本輝全短篇 上
宮本輝全短篇 上宮本 輝

集英社 2007-11-22
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宮本輝全短篇 下
宮本輝全短篇 下宮本 輝

集英社 2007-11-22
売り上げランキング : 589


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「泥の河」で太宰治文学賞、続いて「螢川」で芥川賞を受賞して以来、人間の生きるという命題を鮮やかな人物造形と細やかな情景描写で多くの読者を魅了し続ける小説の名手宮本輝。
幼年期と思春期の二つの視線で、二筋の川面に映る人の世の哀歓を詩情豊かに描き出す名作「泥の河」「螢川」のほか、「幻の光」「星々の悲しみ」「五千回の生死」「真夏の犬」「胸の香り」を収録。
さらに、本作発売時点で単行本未収録の最新作「スワートの男」までの全短編39編を上下巻にまとめました。
また、早逝の画家・有元利夫の版画を装画として使用。
接ぎ表紙の美装愛蔵本で、決定版宮本輝の世界。上巻収録15編。

私はあまり熱心な宮本輝の読者ではない。「でも」なのか「だから」なのか、この本にはかなり惹かれるものがある。しかもね、本屋で手に取ってみたけど、装丁がいいんだよねえ。本の内容から言っても(おそらく)、装丁から言っても、ただ読めばいいという本ではなく、所有すべき本だろうな、これは。

edu (エデュー) 2007年 12月号 [雑誌]
edu (エデュー) 2007年 12月号 [雑誌]
小学館 2007-11-10
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この雑誌のことは全然知らなかった。ひょんなことから存在を知り、「子どもといっしょに泣く本、笑う本、夢中になる本」という特集も良さそうだし、付録の手帳も良さそうなので、買ってみることにした。ちなみに「edu (エデュー)」のサイトは下記。
http://web-edu.jp/index.html