ハンニバル・ライジング ★★☆☆☆ 109シネマズMM横浜

1944年リトアニア。名門家の血を引くハンニバル・レクターは、ドイツ軍の爆撃により両親を失い、幼い妹とともに山小屋でひっそりと暮らしていた。そこへ、脱走兵のグルータスらがやって来て、山小屋を乗っ取り、妹を連れ去ってしまう。終戦後、ハンニバルは孤児院へ送られるが、そこはかつてのレクター家の古城で、難なく脱走に成功。長旅の末、パリの叔父を訪ねた彼を迎えてくれたのは、美しい日本女性レディ・ムラサキだった。


上映時間:121分
監督:ピーター・ウェーバー
原作:トマス・ハリス
脚本:トマス・ハリス
出演:ギャスパー・ウリエルコン・リーリス・エヴァンス 、ケヴィン・マクキッド 、スティーヴン・ウォーターズ 、リチャード・ブレイク 、ドミニク・ウェスト 、チャールズ・マックイグノン 、アーロン・トーマス 、ヘレナ・リア・タコヴシュカ 、イヴァン・マレヴィッチ 、ゴラン・コスティッチ

トマス・ハリスが脚本も書いているので、基本的に原作と同じである。ただ、短くするためにジャンジャン端折ってるね。原作がさほど面白くないので、当然映画もその程度である。日本人であるムラサキ夫人を日本人ではなくコン・リーが演じているというのもちょっと情けない。日本の女優でこの映画に出られる器はいなかったのかなあ。いないかなやっぱり。見どころのあまりない映画だけど、ギャスパー・ウリエルだけは良かった。彼の存在は、若かりしレクターに実体を与えていた。