ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ NV

ロデレール社が他のシャンパーニュ・メゾンと大きく異なる点は、190ヘクタールにおよぶ自社畑からのブドウの収穫で、ロデレール社が必要とするブドウの約80%がまかなわれているということだ。その結果、非常にレベルの高いブドウ栽培によって、不安定な厳しい気候条件のシャンパーニュ地方にありながら、質の高いブドウを安定して確保できるのである。

またロデレール社のプレステージ・キュヴェであるクリスタルは、最も世界的に知られた権威あるシャンパーニュとして、ハリウッドで制作される多くの映画シーンにも登場しており、その価値が納得できる。生産量に重点を置くのではなく、家族の伝統と権威を維持し、国際的にも認知されているシャンパーニュは他に類をみない。

モンターニュ・ド・ランスのグランクリュとプルミエクリュで収穫されたピノ・ノワール種が60%を超える比率でアッサンブラージュされている。そのため芳酵なアロマが口中を支配するが、シャルドネ種による酸味と、ピノ・ムニエ種の果実のアロマが味わいを調和する。

かわばた酒店にて4,599円で購入。これも美味しかった。色や泡立ちは先週飲んだシャルル・プジョワーズに似ているが、オレンジを思わせる味わいが特徴的。これが「ピノ・ムニエ種の果実のアロマ」なのかもしれない。「J・ラサール」「シャルル・プジョワーズ」「ルイ・ロデレール」と、比較的安価だけど美味しいシャンパンのレパートリーが増えてきたな。



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