ドーピング問題

世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスで初の総合優勝を達成し、その後にドーピング疑惑が取り沙汰されたフロイド・ランディス(米国=30)が28日、当地で記者会見を開き、潔白を証明すると発表した。
 ドーピング報道から1日あけて初めて公の場に姿を現したランディスは、「ドーピングは一切やっていないことを証明したい」と、コメント。高いレベルで検出されたテストステロン/エピテストステロンは、レースをやるようになって以来、元々高いと潔白を主張した。
 所属チームのフォナックが前日、声明で「大会の第17ステージ後にランディスが受けた検査で、異常に高いレベルのテストステロン/エピテストステロンの反応があったと、26日に国際自転車連合(UCI)から通知された」と発表。Bサンプルの検査結果でも陽性反応を示した場合、ランディスの優勝ははく奪となり、総合2位のオスカル・ペレイロ(スペイン)が繰り上げ優勝となる。
 これまでツール・ド・フランスの総合王者がドーピングで失格になったことはない。

今朝の朝日でも特集が組まれていた。ランディスの所属するフォナックはBサンプルの検査結果でも陽性反応を示した場合は即解雇すると云っている。また、テレビ放映していたある会社も来年はもう放映しないだろうとも云っている。
ランディスが薬物を使用していたかどうかは定かではないが、自転車競技者内ではかなり使用者がいるようだ。もしランディスから陽性反応が出て、王者剥奪なんて事態になったら、スポンサー離れが進み、来期のツールの開催すら危ぶまれるかもしれない。いちファンとして、そんなことにだけは絶対なって欲しくない。