名人戦問題:毎日案否決

この度、2006年8月1日(火)午後1時より、東京・将棋会館隣りの「けんぽプラザ」3階にて、平成18年度臨時総会を開催しました。出席者は192名(含委任状36通)。(2006年8月1日現在 会員数195名)。
 名人戦主催につきましては、本日棋士の投票により下記の通り決定しました。投票方式は毎日新聞社の申し入れの通り、毎日案を支持するか否かの採決をいたしました。
 毎日案を支持する 90票
 毎日案を支持しない 101票
 有効投票数191票

注目の臨時総会の結果は上記の通り。渡辺竜王のコメントは下記。

1.最初にドタバタで悪いイメージを与えたこのようなやり方はまずい。
2.どうなるかは分からないが棋戦が減る可能性がある。
3.財政を立て直すにはこれしかないと説明されたがその前に勝負の世界としては甘いと思われる給与体系の見直しなどやるべきことがある。
4.他にやるべきことがある以上、イメージダウンや棋戦減の可能性がある勝負手を放つにはまだ早い。
以上の理由から「毎日案を支持する」に投票しました。

私の意見は渡辺竜王の意見とほぼ100%一致する。なぜ毎日案が否決されたのかいまだによく分からない。まあ「勝負の世界としては甘いと思われる給与体系の見直し」をされると困る人が大勢いたのでしょう。それにしても連盟幹部および支持しないに投票した人たちは、毎日に対してどれだけ不義理の限りを尽くしたのか分かっているのだろうか。
毎日側はこうコメントしている。

今回の経緯と結果を踏まえ、今後の日本将棋連盟との関係につきまして総合的に検討していきたいと思っています。

将棋連盟にお灸を据える意味でも、毅然とした対応を取ったほうがいいのではないだろうか。