初めての防衛、そして「激指」

静岡県河津町の今井荘で23日から行われた第63期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第7局は24日午後10時、109手で森内俊之名人(34)が挑戦者の羽生善治王将(34)を降し、4勝3敗で名人位を初防衛した。残り時間は森内6分、羽生22分。

昨晩はNBAを見てしまったので、名人戦の放映を見逃してしまった。帰ってすぐに録画予約しておけばよかったのだが、やや酔っていたのでそこまで頭が回らなかった。
NBA同様に第7戦までもつれたが、森内が防衛を果たした。個人的には森内が勝って良かった。あまりタイトルが一人に偏るのは見ていて面白くないからね。森内は名人戦に限らず、タイトルを防衛したのは初めてらしい。まあ、タイトルは防衛して初めて一人前とよく言われるから、これで森内も名実ともに名人と言うことになるのだろう。

激指は先月行われた第15回世界コンピュータ将棋選手権で優勝。1秒間に50万手の局面を先読みする能力があり、アマ五段に近い棋力があるといわれる。予選リーグ1回戦では、北海道代表のアマ四段、岡本敏弘さん(22)と対戦。同ソフト開発者の鶴岡慶雅さん(30)がパソコン画面上に設定された盤上の駒を同じように動かし、ソフトが考えて指した手を鶴岡さんが実際の盤上に再現する方式で対局。132手で激指が完勝した。岡本さんは「1手のミスをとがめられてもう勝てないことに気づき、驚いた」と話していた。激指は予選2回戦にも勝ち、本戦に進出した。

この話題はちょっと驚いたなあ。アマ五段の実力かよ。私は確実に勝てませんw。このまま進化するとプロに勝つのもそう遠い将来じゃないかもしれないなあ。ゆくゆくは瀬川さんみたいにプロ入りを目指す人は、まず将棋連盟の将棋ソフトに勝たなきゃダメってことになったりしてねw。