ベニート フェラーラ フィアーノ ディ アヴェッリーノ セクエンツァ 2019

フィアーノの原産地とされ、『特別な地』として知られているラピオに位置。丘が多く、フィアーノ ディ アヴェッリーノの他の地区と比べて石灰や粘土を多く含み、フィアーノ栽培に最も適した土地と言われる。東向き斜面。標高500m。ソフトプレス後、ステンレスタンクで発酵。8ヶ月間ステンレスタンクで熟成。

夕飯は、ラ・クックグランで作った餅ピザと、やはりラ・クックグランで作ったれんこんのオイスターグリルきんぴらの残り。餅ピザは独自レシピだが割と上手く行った。備忘録として作り方を記しておく。
餅6個を並べてケチャップを塗る。にんにくのみじん切りを餅の上に散らす。餅と餅を少し離して配置して、玉ねぎ(半個)の薄切りとピーマン(2個)の輪切り、ウインナー(3本)の薄切りを散らして、とろけるチーズをかける。上火を弱、下火を強にして10分くらい。仕上がりにオリーブオイルを回しかけて黒胡椒を振って完成。
餅がいい感じに伸びて美味しかった。ミニトマトを入れるとさらに良かったかも。
れんこんのオイスターグリルきんぴらはラ・クックのレシピにあったものだが、残っていた竹輪を入れたら、最初から竹輪入りのレシピのほうがいいんじゃないかというくらい良かった。

ワインはワイン見聞録で購入したこちら。カンパーニュ州のフィアーノ種。フィアーノ種はあまり飲んだことがない。『土着品種でめぐるイタリアワインの愛し方』(内藤和雄)によると、「フィアーノのブドウは甘い香りがしてミツバチがたくさん寄ってくる」とあった。確かに香りが甘くて、厚みがある。本には「昔ながらのタイプは、肉類やチーズと合わせると個性的なアッビナメントが楽しめます」とあった。合わせようと思って合わせたのではないが、期せずして、チーズを使った料理に合わせたことになって丁度よかった。この本はまだ読んでいる途中だが、オールカラーだし、内容もとても素晴らしい。

今、出来る、精一杯。(根本宗子)★★★☆☆ 1/12読了

劇作家 根本宗子、文学界へ進出!

東京都三鷹市のスーパーマーケット「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男…。

「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」
――バックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。

演劇界の異才による傑作群像劇、ついに小説化!

芝居を観るのが好きなので、根本宗子のことは知っていたが、タイミングが悪くまだ観たことがなかったので、小説を読むほうが先になってしまった。生きづらさを抱えた人ばかりが出てくるので、なかなかにヘビーだった。今度は彼女の舞台も観てみたい。

殺しへのライン(アンソニー・ホロヴィッツ)★★★☆☆ 1/11読了

『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。プロモーションとして、探偵ダニエル・ホーソーンとわたし、作家のアンソニーホロヴィッツは、初めて開催される文芸フェスに参加するため、チャンネル諸島オルダニー島を訪れた。どことなく不穏な雰囲気が漂っていたところ、文芸フェスの関係者のひとりが死体で発見される。椅子に手足をテープで固定されていたが、なぜか右手だけは自由なままで……。年末ミステリランキング完全制覇の『メインテーマは殺人』『その裁きは死』に続く、ホーソーンホロヴィッツシリーズ最新刊!

シリーズ3作目。相変わらず、端正な古き良き推理小説を今読めるのが嬉しい。犯人は何となく分かっていたが、死体をなぜあのような状態にしておいたのかは流石に分からなかった。ホーソーンの過去を小出しにしてくるのもニクい。次作も楽しみだな。

レオン・ハイツマン レ・カッツ レ・シャモワーズ 2020

「Les Siamoises」は「合体」の意味で、この生産者のベストセラー作品である「ジャンティ」(黒にゃんこ)に使用されている3品種と、「ヴォワイユー」(白にゃんこ)に使用されている3品種を合体して計6品種ブレンドしていることを表したものです。
尚、アルザスでは食卓にエデルツヴィッカーの1リットルボトルを置いて、いろいろなお料理と気軽に楽しむという伝統があり、日本へも1リットルボトルでご案内いたします。

夕飯は豚しゃぶとサラダ。
ワインはマルシェ ディ ジュールで購入した1リットルワイン。品種は、リースリング (17.5%)、ミュスカ (17.5%)、シルヴァネール (10%)、ピノ・ブラン (20%)、ゲヴュルツトラミネール (20%)、ピノ・グリ (15%) 。ゲヴェルツが20%ということで、ちょっと甘みがある。飲みでがあるし、美味しかった。

エステザルグ協同組合 レ・グランド・ヴィーニュ・ルージュ 2020

レ グランド ヴィーニュは、生産者ごとに瓶詰めされるこの協同組合にあって例外的にブレンドされたワインで、これは各農家の最高の区画で栽培されたブドウ、あるいは古い樹齢からのブドウを選別して造られたものであり、その目的は「エステザルグ」の認知度を高めるためのものに他なりません。言わば、組合の象徴的な存在といえるワインです。ブドウ品種は、サンソー、グルナッシュですが、ブラインドでそれを言い当てるのはかなり難しいといえるほど成熟したブドウから造られています。シラーを思わせるスパイスのような風味に、赤紫系の果実の熟した味わいがあり、エレガントな風味も感じられます。低価格なローヌにありがちな野暮ったさはなく、上品な味わいが楽しめます。

夕飯は、ヤンニョム豚バラロースト、キャロットラペ、かぼちゃサラダ。ヤンニョム豚バラローストはインスタレシピをラ・クックグランで作ってみたが、ちょっと焦げてしまった(隠れているが、下には玉ねぎもある)。ラ・クックグランはあまり高さがないから、肉の上部が焦げてしまったのだ。まあ、その焦げを切り落してしまえば問題ない。
ワインはFikaで購入したこちら。色は比較的薄めなのだが、味はしっかり濃い目。普段あまり飲まない系だが、美味しかった。


Fika 福箱 2023

「リアルワインガイド2023カレンダーavecあるあるBOX 年越し8本セット」は買ったんだけど、Fikaの福箱が大晦日に販売されることを知って、こちらも購入した。届いた結果はこんな感じだった。

ルケ 2019 / ラ・カッシネッタ
ヘレン・ロゼ 2021 / カルカリウス Ca
ローラーボール 2020 / マタッサ
オレンジ・ワイン・ドリンカー 2021 / クォーサ・ワインズ
Sail the Ship Vineyard Mr. Feelgood (白) 2021
マスク 2020 / ヴィエンナ・ワイン
グリズリング 2021 / ドメーヌ ・デュルマン
エール・ヴァン 2020 / レ・ヴァン・コンテ
チン 2019 / ヴァン・ノエ
オリジナル コップ 「natural wine」蓋付き

Fikaのワインはあんまり他で見ないワインが多い。カルカリウスとレ・ヴァン・コンテは知っていたけど、他はほぼ知らなかった。カルカリウスは先日飲んだのとかぶらなくてよかった。
Fikaのオンラインショップでも扱っていないという「Sail the Ship Vineyard」のワインは飲むのが楽しみだな。

A.R.ルノーブル シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン・グラン・クリュ・シュイィ・マグ16

ブルゴーニュに例えるとムルソーのようなクリーミーで重厚な主質が特徴。ドサージュは5g/Lと少な目だが十分にふくよかで甘ささえ感じさせる。

夕飯はまだおせち。娘が全然食べないから3日もった。ワインに合うラスクである「オードブルラスク グーテ・デ・ロワ ソムリエ」もいいおつまみになった。
ワインはワイン見聞録で購入したシャンパーニュ。全体としては辛口だが、口に含むとほのかに甘さを感じる。とてもふくよかで美味しかった。